オーストラリアで日本語を教えるカエル先生の修行日記 -3ページ目

オーストラリアで日本語を教えるカエル先生の修行日記

でも、教育に関することや学校生活のことというより、日々の愚痴のほうが多くなりがちだと思います。だってね~。奥さんマディソンさん怖いし、子供たちはパワフルだし・・・。

最近、この日記的ブログを怠っていることが多い。。。読ましてもらってるけど、書いていない。。。


でも、今日は書こ~っと。卵のこと。


昨日、うちのシモーヌちゃんが学校から卵を一つ持って帰った。この卵を、一週間肌身離さずに生活しなかればならないとのこと。このアクティビティー、「いかに育児が大変か」を体験するためのもの。結構人気であちこちの小学校でやっていることは随分前から聞いてはいたが、僕が勤める小学校はやっていないから、「うちのシモーヌちゃんもやるんだ~」と結構僕が盛り上がっている。


有精卵ではないからヒヨコに孵さなくてはならないというわけではないが、(それもおもしろいかも)とにかく、この壊れやすい小さいものと一緒に46時中生活してみて、自分以外のものに常に気遣ったり、違う視点から世界を見ることを目的としているらしい。


昨晩、シモーヌちゃんは張り切ってその卵にマジックで顔を描き、靴下に入れて、その靴下に紐をつけて首にかけていた。寝るときには自分のベッドの横に綿を入れた小さな箱に入れて寝ていた。卵には布団(赤いギンガムチェックの端切れ)までかかっていた。そして、今朝も靴下の袋を首にかけて登校した。


今日、「まだみんなの卵は無事?」と聞くと、早速、一人の女の子は(男の子でなく女の子というのが意外な気もするが)、ポケットに入っているのを忘れていてウッカリぶつけてしまい、グチャっとはつぶれなかったものの、今ではヒビが入ってバンソコをつけてるという。このバンソコ卵の他、2つ怪しい卵があって、「昨日もらったものとは違う卵にする変わっているのではないか?」という噂の卵も2つあるが、今のところ、他の子たちの卵は大丈夫らしい。


高校ではワンワン大泣きする赤ちゃんの人形を1週間面倒みなくちゃならないなんてアクティビティーがあり、その人形を連れているティーネージャー(女の子も男の子も)見かけたことがある。泣き方が何種類かあって、それを聞き分けお世話しなくてはならないらしい。卵は夜泣きもないし、その分、楽かな???


さて、このシモーヌちゃんのクラスの28個の卵たち、どうなるのだろうか。1週間サバイブできるのは果たして何個か?半分残ったら拍手かなぁ。。。乞うご期待。


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去年、日本の実家に帰ったとき、小腹が減ったから何か漁ろうと思って冷蔵庫をあけた。いろいろ物色して、デカイ弁当箱を「これは一体に何じゃ?」と空けてみると、びっちり「きゅうりのQちゃん」詰まっている。。。


「こんなに大量にきゅうりのQちゃんどうするの?」と驚いて聞いたら、母が「昨日できあがったから友達たちにあげるの」という。


へ~、きゅうりのQちゃんって家でできるんだ~。ホント、パリパリのきゅうりのQちゃんなんだよね。ビックリ。熱々の白いご飯と一緒に食べたらウマイけど、ここでは高級品だからまず買わない。と、言うか、買えない。


「簡単だから作ってみなさい」ってことで母からレシピをもらってきたんだけど、ず~っとほったらかしにしていた。でも、先週3日がかりで作ってみた。3日がかりなんて言うと超手間隙かかってそうだけど、まったくそんなことなく超簡単。ただ、3回2分ずつ加熱するんだけど、そのたびに完全に冷ますから3日かかるんだよね。


で、出来栄えは。。。


い~じゃん。僕ってなかなかやるじゃん。


「マジでパリパリだから食いに来いっ!」って昨日は友達を呼んで飲んだ。あ~ウマイ。この調理法を考案した人、エライっ!!!


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数ヶ月ぶりに納豆を食べたらウマイ!ネギと生姜たっぷり入れてさ~。あ~美味しい。一週間の疲れ解消!


マディは「Go away! You guys stink! あっちに行ってよ~。あんたたち、臭い~」って叫びまくってるけど、ウマイんだよね~。


やっぱり、食べて育って味!シモーヌちゃんも納豆でご飯大盛り。おかわりまでしてたよ。クリスくんもスパイダーマンと楽しく戦ってお腹いっぱい。


ここで納豆食べてていつもチラッと思うんだけど、でもリサーチしてないんだけど、納豆菌のこと。


納豆が体に良いって言われているのは、ただ単に大豆が体に良いからなのだろうか?それとも、納豆菌も体にいいからなのだろうか?だとしたら、冷凍納豆を食べるのは栄養的に言うと栄養は半減しているってことなのだろうか?


ここのアジアングローサリーで買う納豆は日本から冷凍されて来るもので、店でも冷凍食品として売られている。だから、僕がここで食べる納豆は必ず凍っている。食べるときに解凍して食べるわけだけど、納豆菌ってのは凍ったら死ぬのかな?冬眠中?死んでても関係ないのかな?ヨーグルトはヨーグルト菌が整腸効果にいいわけだよね?でも納豆は大豆を食べるってことが重要なだけで、納豆菌は死んでいても構わないのかな?!


ま、いずれにせよ、ウマイからい~んだけどさ。あ~美味かった~。


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今年の初授業。あの「エドはるみさん」だっけ?字がわかならいけど、あの人のグッド!グ~ってやつみたいなグッド!グ~な授業だった。


今年はウサギ年だから、低学年の授業にはウサギのパペットのミミちゃんに登場してもらった。僕、腹話術が年々上手くなってると思う。自分で言うのもなんだけど、腕あがってるよ、マジで。今日のミミちゃんもバッチリ。生徒達釘付け。しばらく相棒頼むね、ミミちゃんウサギ


驚いちゃうんだけど、低学年のクラスではパペットの相棒がいるといないでは、全然集中力が違う。僕とパペットの話をそれはそれは良く聞く。パペットの友達、もう一匹登場させて、「だれかミミちゃんのお友達やりたい人」なんて言うといつもシャイな生徒も手を上げたりするんだ。パペットの威力、あなどれない。



うちのちびっ子たち、クリスくんとシモーヌちゃんは2人とも

AWESOMEな1日だったそうだ。


AWESOMEはグ~グッド!の10倍くらいいいのではないか?!シモーヌちゃんなんて、「今日のハイライトは何?」と聞くと、「今日の学校全部が今日のハイライト~」なんだそうだ。校長先生に手紙を書いてまでお願いした念願の担任の先生、ウイリアム先生の授業だけあってだろうか???すげ~な~、このウイリアム先生って。一体何者???僕も1日中AWESOMEな授業ができる先生になりたいなぁ。まだまだ修行。


明日も低学年、ミミちゃん連れて、がんばるぞ。

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サッカー、日本の勝ち~!ま、どっちが勝ってもうれしいんだけどさ。


明日からとうとう新学年度が始まる。うちの子たち、朝、起きられるのだろうか。。。うちの子たちに限らず、「学校ってなんだったっけ~???なんか、そういえば、大昔にそんなようなものがあったな~」って状態だから、夏休み明けの一週間はリズムを取り戻すのに精一杯。こんなに長い休みだったのに、宿題は全く無いし、自由課題なんてのも無いし、ラジオ体操もプール週間も無いし、メリハリ無く毎日遊びほうけてたわけだから無理も無いけれど。。。ま、僕もそうなんだよね。新しい時間割に慣れるまで教室間違えたりと大ボケしないようにしなければ。。。


明日から11週間、次の休みまでネジ巻いてがんばるよ。


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今晩、あともうちょっとで、アジアンカップ オーストラリア VS 日本だ~!


オリンピックでもそうだけど、僕はどっちを応援していいのか困る。愛媛から東京に出てきた両親が高校野球でまずは愛媛を応援し、愛媛が負けたら東京を応援していた気持ちもよくわかる。


僕は、日本もオーストラリアも、両方応援する。どっちが勝ってもい~や。


しかし、思うのが、サッカーの試合くらいだから「どっちも応援する~」なんて軽く言ってるけれど、これが「戦争」だったらどうしたもんだか。。。


友達がDVD「99年の愛」って戦前にアメリカに移民した日本人のドラマを送ってきてくれて、見てみたんだけれど、「僕だったらどうする?」と問わずにはいられない内容で、自問してみるものの、わからないよ~。ま、まず、幸いにも、日本とオーストラリアが戦争で対戦するなんてことは無いからね。難しいこと考えるのはよそう。



それにしても、ここのテレビ局、やる気無い。だって、新聞のテレビ欄をざっと見たんだけど、サッカーやってないよ、あれっ?!テレビで生中継は無いのかな?どっかのパブではライブで見れるようにしてるって記事はあるけれど。。。オーストラリアが出るのにテレビで中継しないなんて。。。ワールドカップは近所の映画館で3Dで見れたりしたよね。。。。僕はパブまで出かけなくちゃならないのか?もう飲んだし、運転できないよ~。

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火曜日。

トイレの流れが悪くなって、プラマーを頼んでなおしてもらうと超高くつくのはわかっているから、頼む気になれず、とりあえず自分でなんとかできないものかと、あのデカイ吸盤の「カッポン」を買ってきて、腕がもぎれるんじゃないかと思うくらいカッポンカッポンやりまくったんだけど、やっぱり無駄なあがきだった。ちぇっ。


で、プラマーに渋々電話して来てもらった。こうなることは始めからわかっていたのだから、カッポンでトイレと格闘することもないじゃないかと思うんだけれど、だって2時間弱で198ドル持っていかれるんだから、あがいてみずにはいられなかったのだ。。。


で、ついでと思って、ちょっと最近どんどん硬くなるバスルームの蛇口もみてもらったら、「こりゃ~中で錆付いてるからそっくり新しいのに交換したほうがいいよ」「直せなくはないけど、長くかかるよ~。この錆付き様じゃ何時間もかかるから高くつくし、蛇口は傷だらけになって白いホウロウは全部剝けちゃうよ。」との宣告なので、そっくり交換してもらうことにした。2つのバスルーム両方ともだから、タイムズ2。2倍だ。は~。。。。


そして今日、蛇口を交換しにきた。で、気になる値段。おいくら???蛇口代も込みだけど、今日の分はトータルで476ドル!!!


火曜の198ドルと今日の476ドル。痛い出費だ。。。。出欠多量。血がピューピュー出ちゃうよ。あ~あ。ホリデーでたくさんお金を使ったところにこれだからね。。。


この東ヨーロッパ出身のプラマーのジョス。気はいいし、正直者だし、これまで何回か世話になっている。今日、支払いの時、「これが新しい蛇口代、これがオレの労働費。自給80ドルだから」とぶっちゃけの説明してくれた。


「自給80ドルか~。い~な~。教師よりいいじゃん。自給80ドルだったら1日に4,5時間も働けばとりあえず家族養っていくのに十分だよな~。」などといやらしくも考えてしまった。


僕も商売変えしたほうかいい?なんていまさら無理だよ。。。


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さっきテレビで薬のドキュメンタリーを途中から見始めたんだけど、はじめから見たかったな。ものすごく興味深い番組だった。人間って薬漬けなんだね~。


僕の学校にもADHDで薬を飲んでる生徒が結構いる。この薬、ADHAでない人が飲むとどうなるか?


頭が良くなるのだ!パフォーマンスUPアップ。スポーツ界にはあるけれど、アカデミックな世界にもあるんだ~と始めてしって驚き!!!実験に参加した大学生は、この薬を取り続けたいくらいのようだ。そんなスゴイいい薬なら「僕も飲んで頭がよくなりたいな~」なんて思ったけど、そんな上手い話には裏がある。やはり、中毒になるしサイドエフェクトもあるらしい。


パフォーマンスがぐ~んと良くなる薬だから、手術前の外科医や研究中の大学教授たちが飲んだからいいかもなんてコメントもあったけど。。。もちろん冗談だろうけど。でも、超desparateなエゴの人は手を出しそうだ。。。「この研究で成功すれば、オレは奴を出し抜けるぜ~っ!」とか「この手術で成功をおさめれば GOD HAND と呼ばれるようになるぜ~っ!」なんてね。映画のシナリオみたいじゃないか。


僕、薬と言えばここ数年気になっていたことがある。うお座 やたらとみんな「Fish Oil」や「オメガ3」を摂取しているのだ。実際、体にいいらしいし、関節炎やコレストロールにはバッチリらしい。だから、「Fish Oil」の錠剤や「オメガ3」の錠剤がなんにでも効くサイドエフェクト無しのミラクルドラッグみたいに、ビタミン剤のノリでスーパーなんかで1000錠入りのデカイ容器でジャンジャン売られていて、みんながジャンジャン採るのはいいのだけれど、僕が気になるのは、こんなに世界中のFish Oil 摂取量が増加したら「魚がいなくなっちゃうんじゃないの?!」ってこと。魚一匹絞って、どのくらいのFishOilが取れるのがしらないけど、ここ10年の「Fish Oil」の爆発的人気は尋常じゃないよ。魚たち、人間に採り尽されないようにがんばっておくれ。さかなクンはどう思っているのだろう?


この番組ではADHDの薬の他にも、バイアグラとかプロザックのことも話してて実に興味深かった。


病気(というかXXというコンディション)だから、それを治すために薬が開発される。

          VS

薬ができたら、病気(というかXXというコンディション)が増え、薬の生産量も増える。


この戦いが止まらない。。。。ますます人間は薬漬け。。。恐ろしい。薬業界は儲かるな~。それがまた恐ろしい。


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今日、スーパーに行ったら、もうすぐ中国の正月なもんだから、アジアン食品コーナーが安売りになっていた。

この、うちの近くの多国籍企業の大型スーパーマーケットはそれほど品揃えが良くないから、普通は市場の近くのアジアングローサリーに行くのだけれど、ちょっと覗いてみたら、「はくばく」の乾麺が超安くなっている!!!なんてラッキーなんだ今日は僕!



「はくばく」って日本で大手の麺会社だけど、(知る人ぞ知るかな?)はくばくはオーストラリアにも工場がある。麺工場も海外に進出してるのだ。なんでも、オーストラリアで作られている「rosalle」って種類の小麦が麺に適しているのだけれど、輸入規制で日本ではこのrosellaという小麦を手に入れるのは難しいらしい。だから、はくばくさんは「日本でこの小麦が手に入らないなら、入るところに工場を作ればい~んだ~!」とオーストラリア工場はできたのだそうだ。こういう発想、い~な~。


はくばくの有機栽培の乾麺はどれもおいしい!UDON, SOMEN, RAMEN、SOBA、そして CHA-SOBA


オーストラリアで日本語を教えるカエル先生の修行日記

ここで製造されているうち75%は日本に輸出されているらしい。上のはオーストラリア用パッケージだけど、全部日本語で書かれたのも見たことがある。日本で売られているはくばくの乾麺は(全部じゃないだろうけど)オーストラリアの工場でオーストラリア人がオーストラリアの有機栽培の小麦で作ったものなのだ。日本のスーパーで売られているうどんや蕎麦がオーストラリアから来てるなんて思ってもみないんじゃないかな。


いつもなら1パックがA$2.89なのに、今日はA$1.99。これはGood Buy!!! これで今学期の日本食体験授業は「うどん」に決定


海外の日本語教師は、限られた予算で楽しいことをするために、乾麺・醤油・キューピーマヨネーズなんかの値段に敏感でなくてはならないのだ。今日、キッコーマン醤油1LはA$7.19だった。たいして安くなっていない。キューピーマヨネーズ300gはA$3.19。これは通常より80セントくらい安いかな。


この醤油とマヨネーズの値段、日本じゃ考えられないと思う。激高!ここで日本食を食べようとするとホント、高くつく。。。。。だから食品が工作用品よりも予算の幅をとる。


ま、とりあえず、学校用にうどんを5パック購入。


わさび味のせんべいもどきのものも安くなっていた!!!。これも学校用に5パック購入。このせんべいにはビックリするだろうな~。ビールのつまみにはイケルんだけど。。。父兄からなんかあるかもしれない。ま、高学年だけだし、食べたい生徒には食べさせちゃう。おもしろがってみんなトライすること間違いなし。


さ~て、うどんには何入れようかな。卵とじにでもしようかな。ワカメとネギも上手いよね。ワカメが「え~!うざい~!」になるかな。。。。味見授業は学期末なのに、今から焦ることはないね。気が早い僕。


油揚げなんか入れても上手いよね。油揚げも「うわ~なんじゃこりゃ~」って騒動になって面白いかも。うん。


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ものすごく悲しい。


今日、友達家族と会った。うちみたいなオーストラリアと日本のミックスの家庭。5歳の可愛いハーフの女の子がいる。ちょっと田舎の方にいるからなかなか会えなくて、前回会ったのは娘さんの萌ちゃんが小学校に通い始めた頃。「もう萌ちゃん学校にあがるんだ~。」「大きくなったもんだ~」と話したのを覚えている。で、今日は 萌ちゃんがどんなに学校生活を楽しんで成長しているかと話してくれると楽しみにしていたのだが、ビックリ、転校すると言う。


転校の理由が「人種差別問題」。これでまだ再度ビックリ。「人種差別」なんて言葉は使いたくないのだけれど、そうとしか言えないような嫌な目にたくさん会ったというのだ。こんなに小さいのに。。。。


萌ちゃん、ハーフだけれど、見かけまったく日本の子。日本のDNAのほうが強く出たみたい。見かけのせいか、萌ちゃんは仲間はずれ。田舎にいるからアジア人もほとんどいなく、周りは、とにかくまだまだ幼い5歳のクラスメイトたちは免疫が無いのかもしれないけど。。。


「お前の英語はわからん。ちゃんとしゃべれないのか」って。萌ちゃんはちゃんとネイティブの英語を話せるのに、わざとそんな風に突っかかってきたり。。。。「わからない」と無視されたり。。。


お弁当に海苔巻きを持っていったら、コミュニケーションを図るためと考えたらしいいのだけれど、裏目に出て、「何だそれ。そんなの食べ物じゃない。そんなの糞だ」「クセ~」「クセ~子Stinky girl」の大合唱になったらしい。。。その晩、夕食のテーブルで号泣。「私は臭い子だ」って号泣。。。


最近、僕か住んでる辺りじゃ「海苔巻き」はどこででも売られてて、街では珍しくもなんともない誰もが「SUSHI ス~シ~」と呼ぶポピュラーな食べ物なのに、ちょっと離れたところに行くと、まだまだ抵抗があるのか。。。

学校での人種がらみの問題、僕が知ってるだけの数校で全く無いとは言えないが、うちの子たちはこれまで幸いそういう目には1度も会っていない。うちの子たちは彼らの周りの仲間たちから「ハーフで二つの文化のアイデンティティを持つことはラッキーなこと」として見られて、おかげでポジティブなアイデンティティ形成を回りに手伝ってもらっている。クラスで陰湿な発言や行動があったなんてことは一度も無い。萌ちゃん、こんなに小さいのにそんな目に会うなんでかわいそうでかわいそうで。。こんなことはあってはいけない。断じていけない!


この国には人種差別グループがある。おそらくどこの国にもいまだにナチスみたいなメンタリティー集団はいるのだろうけど、僕がこの国に来た頃、そういうグループの反社会的活動やそういうグループに属する人たちが起こす問題なんかが新聞に出ていることが何度かあり、僕はショックで驚き、怒り、悲しくなった。

まだそういうグループは存在するのだろうけれど、奴らの活動の話を近頃では全然聞かないし、僕の周りでは全く無いし、うちの子たちはハッピーだし、最近の人種問題はイスラム教=テロリストに限られてて、矛先が日本やアジアに向く人種問題のアンテナが鈍っていたところにバチバチバチっとこの萌ちゃんのことを聞き衝撃だった。

僕が今の仕事をしている一つの理由は、そういうグループと対抗するためでもあったのだ。幼い頃から異文化に接し、異文化とは顔をしかめるようなことではなく、おもしろく・興味深く・お互いから多くを学べるものなのだと幼いうちから知って欲しい。そして体験して欲しい。だからこの仕事についた。小さいうちからの教育・慣れ・ポジティブな体験で偏見はなくなると信じている。これは僕の個人的戦いでもある。


萌ちゃんの学校もがんばってほしい。がんばらなくちゃダメだ。


ペタしてね

萌ちゃんの担任の先生や校長は1年間がんばってくれたらしいのだが、学校で解決できる許容範囲を遥かに超えているらしいと友達夫婦は転校を決定したらしい。