8番目のファミリー誕生高知県の片田舎の高校を卒業して二日後、たった一人で降り立った東京駅…。あれから38年、妻と出逢い、長男・次男に恵まれ、長男の嫁・次男の嫁にも恵まれ、3年前には初孫の女の子が誕生し、今朝、二人目の孫となる男の子が誕生しました。たった一人でスタートした東京での生活でしたが、今日で8人のファミリーとなりました。そして、その一人ひとりは、高知県・新潟県・栃木県・滋賀県の、大勢の家族と繋がっています。湯河原町民となったこれからも、大勢の人と繋がっていきたいと思います。今日のなごり雪を、生涯忘れることはないでしょう。
さらば!ゴールデン街の名店30年前、高知市内にあった行きつけの小料理屋の女将さんから託された1枚の年賀状。「毎年、東京の知り合いの店から年賀状をもらうけんど、うちは行けんき、おまん代わりに行ってくれんか」年賀状を握りしめて訪ねたゴールデン街、一見さんお断りと貼り紙のある扉を恐る恐る開けると私の顔を見るなり、事情を知らないはずの大将が「入れ、入れ」と歓迎してくれました。あれから30年、ゴールデン街を我が物にせんがための度重なる放火をハネのけ、多くのサラリーマンや文化人たちに愛され続けた名店「わらじ」が明日、半世紀以上の歴史に幕を閉じます。亡くなった大将、今も元気な女将さんに、人間として大切なことをどれだけ教わったかわかりません。妻とも、息子たちとも、大切な友人たちとも、数えきれないほど通わせていただきました。長い間お世話になり、ありがとうございました。女将さん、これからはのんびりと、自分の時間を楽しんでください。そして今度は湯河原で、私がお待ちしています。
愚かさと尊さと師走も中盤へ。各地で第九交響曲の演奏会が花盛りですが、近所(以前の住所の練馬区)の友人が所属する合唱団の演奏会が池袋芸術劇場であり、1年ぶりに行ってきました。友人は70代にして二度目の挑戦。日本フィルの演奏をバックに2000人の聴衆を魅了した240人の、決して若くはないメンバーの合唱は、昨年にも増して迫力のあるものでした。いくつになっても向上心とチャレンジ精神を持ち続ける人たちの生き様は清々しく、馴れ合いや淀みなど微塵も感じられません。第九の前に演奏した曲は、フィンランド独立100周年を記念して「フィンランディア」。人類最高の傑作と言われる第九とともに、他の国や人々を抑圧したり排除したり、最大のテロである戦争を起こすことの愚かさを問い、平和の尊さを世界中に呼びかける大作です。その国の姿は、そこに暮らす人々のあり方そのもの。いつまでも、清々しい人間でありたいものです。