先生の許可が下りた | アルコール依存症回復への道のり〜豊かな感情を求めて〜

アルコール依存症回復への道のり〜豊かな感情を求めて〜

私のアルコール依存症の回復とは幼少期からの生きづらさの克服です。
感謝の気持ち、素直な気持ち、謙虚な姿勢を忘れずに一日断酒を積み重ねていきます。

今日は2週間に一度の診察の日。

前回の診察では社会人になる覚悟が足りないと喝を入れてもらいました。

診察の初めに前回の覚悟が足りないという話をして、その後どうなりましたか?と聞かれたので、今の気持ちを話しました。


今まで全て酒のせいにしてた。

酒さえ飲まなければ俺は大丈夫。

そんな考えをしてました。

しかし、それは違うことに気づくことが出来ました。

酒を飲んでいた時は、わがままで自己中でした。

酒を飲みたいときに飲む、やりたくないことはやらない、そんな生き方でした。

しかし、断酒会に繋がってお酒が止まっている今はどうかと、客観的に自分を見てみたら、わがままで自己中な生き方は変わってはいなかった。

お酒を飲んでいないだけで、生き方は何も変わっていない。

この生き方を変えていく必要があると思いました。

素直で謙虚な姿勢を意識して行動して習慣にしていけば、自然とわがままな自分はいなくなると思うので素直、謙虚を意識してこれから生活をしていく。

仕事に関しては、社会人は嫌な仕事もしなければならない。

わがままは言ってられない。

社会人になる覚悟は決まりました。


と、先生に話しました。

先生は頷いて聞いてくれました。

そして、仕事は11月からだと言っていた先生が、「順調に回復しています。面接で受かったら今月にでも仕事していいですよ」と言ってくれました。


初診では、「あなたはダルクに入るか、ホームレスになるか、薬漬けでゾンビになるか、この3つしか選択肢がないので好きなの選んでください」と言った先生。

1月に再飲酒して、一年は仕事をしないで断酒に専念してくださいと言った先生。

その間は、職業訓練もダメ、就労支援もダメ、何かをしたいと言っても全部ダメと言っていた先生。

半年経った頃に、順調に回復しているから2か月前倒しにして、11月から働いてもいいと言ってくれた。

そして今日、今月にも働いてもいいと言ってくれた。


嬉しい


この一年で色々あった。

嬉しい事より、辛い事の方が何倍も多かった。

今は社会復帰が目の前に来てる。


断酒会、仲間、家族、先生、色々な人の支えがあったからここまでこれた。

支えがなかったら、俺は刑務所の中か、死んでいただろう。

この感謝の気持ちは忘れてはならない。

感謝の気持ち、素直な気持ち、謙虚な姿勢を忘れずに、これからは社会人として断酒生活を送っていく。