足柄上というのは西湘断酒新生会だ。
西湘は初めて行くところなので、Googleマップで見たら、殆ど小田原の方だった。
次の日の4日に小田原の合同例会に参加する予定だったので泊りを考えた。
西湘まで行って帰ってきて、次の日小田原だと、高速代とガソリン代で10000円くらいかかる計算だった。
観光も兼ねて、どこか安く泊まれるホテルないかと探したら、丹沢湖の近くの丹沢ホテル時之栖があった。
朝食付きで5250円。 安い!!
夕食はいらないのでちょうどいい。
スタッフの対応が良いとの口コミだったのでそこにした。
ホテルの事、観光の事は別記事に載せてあるのでここではこの辺で終わり。
研修会での、みくるべ病院の山木先生の話はとてもわかりやすかった。
ソーシャルワーカーの話は、「スーと」入ってくるのは気のせいか…
中でも富士山の話は良かった。
医療機関がアルコールで苦しむ人を助けられるのは、富士山で例えるなら五合目まで。
回復という富士山の天辺に昇るには、自助グループの助けが必要。
天辺に登るのためには、天辺にいる人たちが手を差し伸べて、引っ張るしか方法がない。
そうなんですよね。
富士山の天辺からの景色を眺められるのは回復している人達だけ。
天辺の景色はこんなに素晴らしいと伝えられるのは天辺にいる人達だけなんです。
病院でもなく、家族でもなく、自助グループで回復している人達だけなんです。
平成29年度第1回 神奈川県アルコール健康障害対策推進協議会は現場を知らない人の集まりだったらしいですね。
協議会は傍聴できるので、酒害者や家族の方が意見を出していかないと。
協議会に参加する人にも、自助グループの大切さを、もう少し知って貰いたい。
酒害者本人も家族も、自助グループの大切さをわかってない人が圧倒的に多い。
我々アル中がいくら呼び掛けても所詮アル中のたわ言くらいにしか思わないのだろう。
そういうときにこそ、医療、行政と協力して行くべき。
しかし残念ながら、医療、行政でも中には「アル中は…」と軽蔑する人も多いらしい。
アルコール依存症は、否認の病気と言われるが、周りにも認めてくれない、厄介で寂しい病気だ。
平成29年度 足柄上地区一般酒害相談研修会
日時:平成29年10月3日(火) 午後7時~9時
会場:神奈川県足柄上合同庁舎 第二別館3階特別室3
講演:「依存症者の特徴と回復」
講師:医療法人財団 青山会 みくるべ病院 精神保健福祉士 山木克昭先生
人数:47名