アルコール依存症で酒乱の行く末 | アルコール依存症回復への道のり〜豊かな感情を求めて〜

アルコール依存症回復への道のり〜豊かな感情を求めて〜

私のアルコール依存症の回復とは幼少期からの生きづらさの克服です。
感謝の気持ち、素直な気持ち、謙虚な姿勢を忘れずに一日断酒を積み重ねていきます。

​アルコール依存症で酒乱の行く末


28歳の時に酔っ払って傷害事件を起こし懲役2年2月の実刑判決となり刑務所生活を送ることになった。


1回目の刑務所はPFI刑務所(民間企業が刑務所運営に参加する刑務所)だった。


まだ刑務所が出来て2年目だったので官物は全て新品、布団まで新品だった。


私物で購入した衣類はパンツと靴下くらい。


なぜかルービックキューブも売ってたから買って遊んでた。


最初の半年は6人部屋での雑居生活。


ストレスたまりまくり。


日中は工場へ出て作業するから少し開放的になる。

部屋に戻れば部屋に押し込められ鍵をかけられ共に生活をする。

作業が無い連休なんかは入浴以外はずーと部屋の中。


気を使うから部屋にいるだけで疲れる。


雑居生活が苦痛だったから職業訓練を受けることにした。


パソコンのワード、エクセルの訓練。


職業訓練中は独居房となり1人部屋だったから雑居生活のストレスはなくなった。


部屋にいる時は本読んだり、書き物したり、勉強したり、ラジオ聴いたり、テレビ観たり…


独居生活は快適だった。


鉄格子に鉄の扉、コンクリートの壁に囲まれた三畳の部屋だったがそこが自分の空間だった。


唯一の楽しみは食事だった。


しかし、不味い。


病院食みたいに味がない。


しかも量が少ない。


だけど唯一の楽しみだった。


筋トレを毎日してたが2年で30キロ痩せてガリ細マッチョになった。


アルコール依存症者のための回復プログラムがあったので参加した。


10人くらい集まりテーマに沿って酒害体験を発表する。


これも楽しみの1つだった。


プログラム最後の日に名刺サイズの紙を配られた。


この紙に今の気持ちを書いてください。


お酒が飲みたくなった時にこの紙を見てください。


ひとりじゃない


そう書いた紙を今でも財布の中に入れて持ち歩いている。


懲罰なく過ごした受刑生活を2ヶ月だけ早く仮出所を迎えた。


2年も酒飲んでないからビール1本だけなら平気かと思い仮出所した日に酒を飲んだ。

一口飲んだ瞬間に2年前の飲んだくれていた記憶が蘇る。

当然ビール1本で止まる訳がなく1週間の連続飲酒に陥った。

仮出所の場合、出所した翌日までに保護観察所へ行って手続きをしなければ仮釈放が取り消しになる。

連続飲酒になっていたので行くわけがない。

家に保護観察所の人が4人来て逮捕され取り調べを受けて別の地元の刑務所で満期まで刑期を務めることになった。


刑務所は酒が飲みたくても飲めない場所。

そこから解放されれば飲んでしまうのがアルコール依存症。

1回目ということは2回目もある。

アルコール依存症で酒乱は断酒しなければいずれ刑務所行きとなる。

刑務所なんて二度と入りたくない。

そう思っても再び酒に手を出してしまうのが依存症。


断酒会に繋がることが出来て本当に良かった。

社会復帰の壁は高いが乗り越えてみせる。