正式発表:7/20 中谷潤人 vs ビンセント・アストロラビオ[WBCバンタム級タイトルマッチ] | ボクシング・ダイアローグ

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WBC世界バンタム級タイトルマッチ、王者 中谷潤人(26=M.T:27戦全勝20KO)vs 挑戦者1位 ビンセント・アストロラビオ(27=比:19勝14KO4敗)が 7月20日:東京・有明アリーナ開催で正式発表。

 

現時点では、15日(日本時間16日)にWBC[世界ボクシング評議会]が公表しているのみ?で、中谷陣営からの発表はまだのようですが、WBCとほぼ同じタイミングでアストロラビオをプロモートするVIVAプロモーションズもXで発信、日本のスポーツ各紙も報じているので、確定したと受け取って間違いなさそう。

 

中谷選手は今年2月、アレハンドロ・サンティアゴ(メキシコ)に6ラウンドTKO勝ちでタイトル奪取&WBOフライ、WBOスーパーフライ級に続く世界3階級制覇を達成、今回がタイトル初防衛戦&WBC指名戦。

 

アストロラビオは、昨年8月の前戦でナワポーン・カイカンハ(タイ)との挑戦者決定戦に11ラウンドTKO勝ちして指名挑戦権を獲得、そのひとつ前の試合でジェイソン・モロニー(豪)に判定負けしたWBO王座決定戦以来となる2度目の世界戦。

 

ストロング小林佑樹(六島)氏に痛烈な4ラウンドTKO負け(18年7月)を喫した頃は勝ち負けを交互に繰り返していた状態だったのが、19年を境に安定し始めると22年2月にギジェルモ・リゴンドウ(キューバ)を判定、同年12月にはニコライ・ポタポフ(露)を6ラウンドTKOで連破し、一気に世界戦線に進出。(ポタポフ戦の次戦でモロニーに敗退) 

 

思い切りのいい攻撃が持ち味の侮れない選手ではあるものの、とはいえパワー、テクニック、スピード、キャリア等、全ての要素で中谷選手が上回っており、ラッキーパンチなどの不確定要素を別にすれば王者のKO防衛はカタそう。

 

少なくとも中谷選手が断然有利の予想は動かない筈ですが、アンドリュー・モロニー(豪)&サンティアゴ戦に続く痛快な決着なるか、今から期待が高まる好カードです。

 

(アンダーカードも気になる...)