【結果】辰吉寿以輝 vs チャイワット・ブアトクラトック[スーパーバンタム級8回戦] | ボクシング・ダイアローグ

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5月18日:大阪・エディオンアリーナ第2競技場で行われたスーパーバンタム級8回戦、日本12位 辰吉寿以輝(27=大阪帝拳:15勝10KO無敗1分)vs 元WBCインターナショナル・フェザー級王者 チャイワット・ブアトクラトック(コンファー・ナコンルアンプロモーション 32=タイ:41勝27KO9敗)。

 

辰吉選手は今年1月、与那覇勇気(真正)選手に判定勝ちして以来のリングで、日本ランキングに復帰した後の初戦。

 

チャイワットは今年5月、ウィボーン・チットリシンなる無名の同国人に3ラウンドTKO勝ちして以来となるサウスポー。

 

結果は 辰吉選手が 3-0(79-73、78-74、77-75)の判定勝ち。

 

試合は観ていませんが、スタートから序盤戦は辰吉選手がチャイワットの左を時おり被弾、3ラウンドには偶然のバッティングで左目上をカットして流血する厳しい立ち上がりも、徐々にプレスアップして追い上げ、6&7ラウンドにはダウン寸前に追い込む見せ場をつくりながらも仕留めきれず、妥当なユナニマス判定で勝利… という内容だったようです。

 

辰吉選手が左構えと対戦するのは2度目:2ラウンド偶然のバッティングで負傷ドローとなった20年11月のvs今村和寛(本田フィットネス)以来で、戦前は対サウスポーの部分も注目されていましたが、その意味合いではちょっとイマイチに終わった格好。

 

22年10月、元OPBF同級王者 中嶋一輝(大橋=現在はOPBF王座を奪回)選手に8ラウンドTKOで敗退したものの2度のダウンを奪ってあわやのところまで追い込んだ経験を持つチャイワットは、辰吉はパワーはあったがサウスポーは苦手なのかと感じた、と試合後コメントしたそうで…

 

確かに、苦手というか不慣れなところはありそうですけど、とにかく50戦のキャリアを持つ東洋圏の中堅を下し、また一歩前進。

 

年内の日本or地域タイトル挑戦を目指す、とのことですが、実際そろそろ実力のほどを推し量る試合を組むタイミングでは?と思えるだけに、この先はマッチメイクも併せて期待したいところです。