正式発表:5/4 サウル〝カネロ〟アルバレス vs ハイメ・ムンギア[4団体統一SM級] | ボクシング・ダイアローグ

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4団体統一世界スーパーミドル級タイトルマッチ、王者 サウル〝カネロ〟アルバレス(33=メキシコ:60勝39KO2敗2分)vs 挑戦者WBC&WBO1位/IBF10位/元WBOスーパーミドル級王者 ハイメ・ムンギア(27=メキシコ:43戦全勝34KO)が 5月4日(日本時間5日):米ネバダ州ラスベガスの Tーモバイル・アリーナ開催で正式発表。

 

昨年9月、4団体統一スーパーウェルター級王者(当時)ジャーメル・チャーロ(米)を判定で退けて以来となるカネロは、WBA8度目、WBC7度目、WBO4度目、IBF3度目の防衛戦。

 

対するムンギアは、今年1月に元WBA暫定&WBO暫定スーパーミドル級王者 ジョン・ライダー(英)に9ラウンドTKO勝ちして以来のリングとなり、2階級制覇への挑戦。

 

シンコ・デ・マヨ(メキシコ一地域の戦勝記念日/祝祭日=5月5日)に合わせた土曜日に試合を行うのが恒例のカネロは、当初はWBCミドル級王者 ジャモール・チャーロ(米)が対戦者候補の最有力と報じられていたものの、最終的にムンギアとのメキシカン対決に落ち着いた形。

 

そもそもそれ以前、昨年11月のWBC年次総会の際に同級暫定王者 デビッド・ベナビデス(米)との団体内統一戦を指令されていた筈が、チャーロの他にもエドガー・ベルランガ(プエルトリコ/米)らの名も挙がっていたなどの経緯の挙句、またしても指名戦に応じず選択防衛戦を行う格好で、ボクシング界は自分を中心に回っている的な傲慢が窺い見える部分は相変わらず。

 

ムンギアは、5度防衛したWBOスーパーウェルター級王座を返上後、20年1月からミドル級で中堅ランカークラスを主体に戦い続けてチャンスを待ったながら結果的に世界挑戦の機会は巡って来ず、更に1階級上げて遂にスーパーミドルで2冠目へのチャレンジ。

 

無冠になって既に約4年半、その間に黙々と9戦をこなし漸く迎える世界戦だけに、士気は最高に高い筈。

 

個人的には、ムンギアのファンという程ではないものの、カネロについては大のアンチという訳で、期待はムンギアのKO勝ちに100%余すことなく注入。