前日計量:井岡一翔&ペレス一発クリア、アンダーのOPBFタイトル戦は木村吉光の体調不良で中止 | ボクシング・ダイアローグ

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明日の大晦日:大田区総合体育館(東京)で開催される「LIFETIME BOXING FIGHTS 18」の前日計量が都内の品川プリンスホテルで行われ、出場選手全員が規定ウェイトをクリアしたものの、同時にセミファイナル中止の発表。

 

 

◇WBA世界スーパーフライ級タイトルマッチ◇

 

王者 

井岡一翔(34=志成:29勝15KO2敗1分)

 

挑戦者6位 

ホスベル・ペレス(28=ベネズエラ:20勝18KO3敗)

 

◆リミット(115ポンド=約52.16キロ)に対し、両者とも52.0キロで一発パス

 

井岡選手は今年6月、昨年大晦日の2団体統一戦で引き分けていたジョシュア・フランコ(米)とのリマッチに判定勝ちしてWBA王座を奪取、今回はその初防衛戦。

 

ペレスは、今年9月の前戦で同国人のホセ・ファルファンに4ラウンドKO勝ちしてナショナル王座を獲得、4戦前の20年2月にWBAフライ級王者 アルテム・ダラキアン(ウクライナ)に判定負けして以来となる2度目の世界挑戦。

 

 

一方、セミファイナルにセットされていたOPBFスーパーフェザー級王座決定戦、木村吉光(志成)vs 坂晃典(仲里)は、木村選手が当日朝に体調不良を訴え病院に緊急搬送、試合中止の発表。

 

 

他の主要アンダーカードは

 

バンタム級10回戦、WBO5位/元WBCフライ級王者 比嘉大吾(28=志成:20勝18KO2敗1分)vs WBC9位 ナワポーン・カイカンハ(ナワポーン・ポーチョークチャイ 32=タイ:58勝48KO3敗1分)

 

フェザー級10回戦、OPBF王者/WBC11位 堤駿斗(24=志成:3戦全勝/アマ13冠)vs WBA15位 ルイス・モンシオン・ベンチャーラ(25=ドミニカ共和国:11戦全勝9KO)

 

イベントの模様はABEMAで無料ライブ配信。

 

 

今年も大晦日興行が開催されるのは良いにしても、メインの世界戦の魅力不足感は否みようがなく、井上尚弥vsマーロン・タパレスの熱戦から僅かに4日ということも相俟って、どうにも高揚感は上がらず。

 

WBC王者ファン・フランシスコ・エストラーダ(メキシコ)との統一戦話が流れ、通常の選択防衛戦となった井岡選手はモチベーション低下ナシを強調したものの、しかし完全に無影響ということはない筈。

 

実力的にはペレスは負ける相手ではないと思いますが、緊張感や集中力が落ち、まともにもらう場面があるようなら、番狂わせの可能性も決して低くないかも?

 

とはいえ普通に予想するなら、井岡選手が無難にさばいて判定勝ち、もしくは後半~終盤のストップ勝ちが妥当なところでは。