【結果】 鈴木雅弘vsアルデア 藤田健児vsアンボ 岩田翔吉vsクアルト  | ボクシング・ダイアローグ

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20日、東京・後楽園ホールで開催された「WHO’S NEXT DYNAMIC GLOVE on U-NEXT」興行。

 

メインイベントはOPBFライト級王座決定戦、3位 鈴木雅弘(28=角海老宝石:9勝6KO1敗1分)vs 4位 ロルダン・アルデア(29=比:18勝10KO9敗2分)。

 

昨年10月にフィリピンで対戦し引き分けている両者は、共にそれ以来のリングとなるダイレクトリマッチ。

 

仕切り直して日本で再設定された決定戦…

 

結果は 鈴木選手が 初回 1:22 TKO勝ちで空位の王座を獲得。

 

オープニングラウンド早々に鈴木選手が右フックを決めるとアルデアがダウン、立とうとするもダメージを見て取ったレフェリーがストップして82秒で決着。

 

 

セミファイナルはWBOアジアパシフィック・フェザー級王座決定戦、1位 藤田健児(30=帝拳:5戦全勝3KO)vs 2位 ジョセフ・アンボ(27=比:13勝8KO3敗1分)。

 

アマチュア10冠:174戦(153勝21敗)ののちプロに転向、昨日30歳の誕生日を迎えた藤田選手は、昨年10月に元世界ランカーのジェオ・サンティシマ(比)に判定勝ちして以来のリングで、初のタイトル戦。

 

アンボは23年9月、ギャリー・タマヨ(比)に4ラウンドTKO勝ち、前々戦でキャリア初のストップ負けから再起して以来となる1年4か月ぶりの試合。

 

前王者 松本圭佑(大橋)選手が返上し、空位となったタイトルの決定戦…

 

結果は 藤田選手が 3-0(120-107×2、118-109)の判定勝ちで王座獲得。

 

4ラウンドに藤田選手のローブローでアンボが倒れ、試合が約5分間中断されるアクシデントがあったものの、最終12ラウンドに左ボディでダウンを奪うなど、2ジャッジがフルマークをつける大差のスコアで完勝。

 

 

セミセミはライトフライ級8回戦、同級WBC&WBO1位/WBA2位/IBF9位 岩田翔吉(27=帝拳:11勝8KO1敗)vs IBFミニマム級7位/WBA8位/元IBFミニマム級王者 レネ・マーク・クアルト(27=比:21勝12KO4敗2分)。

 

昨年8月、ジェイソン・ブリーリョ(比)を6ラウンドTKOして以来となる岩田選手は、22年11月の世界初挑戦でWBO王者 ジョナサン・ゴンサレス(プエルトリコ)に判定で敗れた後、これが3戦目のリング。

 

クアルトは昨年4月、IBFミニマム級暫定王座決定戦で重岡銀次朗(ワタナベ)選手に9ラウンドKO負けして以来の再起戦。

 

世界再挑戦を目指す上位ランカー岩田vs再浮上をかける元王者の一戦…

 

結果は 岩田選手が 6ラウンド 2:21 TKO勝ち。

 

左ボディで2ラウンドに2度&4ラウンドにダウンを奪った岩田選手が、6ラウンドに右アッパーを決めて4たび倒し、レフェリーストップの圧勝。

 

 

フェザー級8回戦、日本同級9位 中野幹士(28=帝拳:8戦全勝7KO)vs ジェス・レイ・ワミナル(29=比:16勝9KO9敗1分)は、中野選手が 初回 0:53 左ボディストレートでKO勝ち。

 

 

スーパーフェザー級8回戦、日本同級11位 中井龍(25=角海老宝石:7勝4KO2敗1分)vs 齋藤麗王(25=帝拳:4戦全勝4KO/アマチュア6冠)は、中井選手が 7ラウンド 2:21 TKO勝ち。

 

フィニッシュの7ラウンド、中井選手の左を受けた齋藤選手が右目をカット、そこから追撃をかけたところでレフェリーが止めて試合終了。