2月24日:両国国技館(東京都墨田区)
『Prime Video Presents Live Boxing 7』
(試合は観ていませんので、速報をもとに結果のまとめのみ)
◇WBA世界バンタム級タイトルマッチ◇
王者
井上拓真
(28=大橋:18勝4KO1敗)
vs
挑戦者9位/前IBFスーパーフライ級王者
ジェルウィン・アンカハス
(32=比:34勝23KO3敗2分)
兄〝モンスター〟井上尚弥(大橋)選手の返上で空位となったWBA王座を、昨年4月のリボリオ・ソリス(ベネズエラ)との決定戦に判定勝ちで獲得した井上選手は、それ以来となるタイトル初防衛戦。
一方、9度防衛したIBFスーパーフライ級王座をフェルナンド・マルティネス(亜)に明け渡し、リマッチにも敗れた後バンタムに転級したアンカハスは、昨年6月にウィルネル・ソト(コロンビア)を5ラウンドTKOして再起、それ以来となるリングで2階級制覇への挑戦。
結果は 井上選手が 9ラウンド 0:44 KO勝ちでV1。
中盤から有効打で上回り始めた井上選手が、9ラウンドに右ボディアッパーを決めるとアンカハスがダウン、そのまま立てずにKOで決着。
◇WBC世界バンタム級タイトルマッチ◇
王者
アレハンドロ・サンティアゴ
(28=メキシコ:28勝14KO3敗5分)
vs
挑戦者1位/前WBOスーパーフライ&元WBOフライ級王者
中谷潤人
(26=M.T:26戦全勝19KO)
サンティアゴは昨年7月、決定戦で元王者&世界5階級制覇のノニト・ドネア(比)を判定で下し、WBA同様モンスターの返上で空位となっていた王座を獲得、今回がそれ以来の試合となる初防衛戦。
対する中谷選手は、アルヒ・コルテス(メキシコ)に判定勝ちした昨年9月以来のリングとなり、WBOスーパーフライ級王座を返上→ バンタムに上げての初戦でいきなり3階級制覇に挑戦。
結果は 中谷選手が 6ラウンド 1:12 TKO勝ちで新王者。
初回から優位に立ったサウスポーの中谷選手が、4ラウンド終了時の公開採点で3ジャッジが40ー36でリードとつける展開の末、6ラウンドに左ストレートと右フックで2度ダウンを奪い、レフェリーストップの圧勝。
◇WBO世界スーパーフライ級王座決定戦◇
1位/元世界3階級王者
田中恒成
(28=畑中:19勝11KO1敗)
vs
2位
クリスチャン・バカセグア
(26=メキシコ:22勝9KO4敗2分)
昨年5月、パブロ・カリージョ(コロンビア)に10ラウンドTKO勝ちして以来となる田中選手は、勝てば井岡一翔(志成)&モンスター井上の両選手に続く、日本人3人目の世界4階級制覇。
バカセグアは昨年10月、エリウド・デ・ロス・サントス(メキシコ)に2ラウンドKO勝ちして以来のリングで、初の世界タイトル戦。
結果は 田中選手が 3-0(119-108、117-110、116-111)の判定勝ち、中谷選手が返上した王座を獲得。
8ラウンドにボディ攻撃からの右ストレートでダウンを奪うなど、明白なユナニマス・デシジョンで元世界6階級王者 オスカー・デ・ラ・ホーヤ(米)氏の24戦を抜く、史上最速の21戦目での世界4階級制覇を達成。
(同時に、史上初の4冠すべてWBOタイトルによる4階級制覇)
アンダーカードで行われたバンタム級8回戦、WBO6位 ジョナス・スルタン(31=比:19勝11KO6敗)vs 日本3位 増田陸(26=帝拳:3勝3KO1敗)は、増田選手が 初回 2:21 KO勝ち。
昨年8月に前日本バンタム級王者 堤聖也(角海老宝石)選手に判定負け(日本タイトル挑戦&モンスタートーナメント準決勝)を喫していたサウスポーの増田選手が、左ボディストレートでスルタンを沈めて再起に成功。