どうせなら、後藤選手のホームランで終わって欲しかったが、最後の打球が、この3連戦を象徴していた。
後藤選手、1軍に馴染んできた。
馴染むとは、失礼だが、1軍とファームとでは、全くピッチャーのレベルが違うので、さすがの後藤選手でも、慣れるまで時間が掛かった。
マーリンズのイチローではないが、故障していなければ、シーズンを通して、ベンチに入れておかなければならない選手。
有形無形の影響が在る。
いつもいつも、打たれて戻ってきたピッチャーに、声を掛けたり、アドバイスをしている。
後藤選手とは、そういう選手。
勝つこと、勝つために何をしなければならないか、おそらく、DeNAで、一番分かっている選手。
そして、相手チームが、一番怖がる代打であることは、言うまでもない。
広島は、敗れはしたが、がむしゃらな野球を思い出してきたヨーダ。
==========
広島はDeNA先発今永を5回4失点でKOするも、1点リードの8回は一岡が同点に追い付かれ、9回は中崎がサヨナラ打を浴びた。3戦連続サヨナラ負けで、優勝マジックは消滅した。広島緒方孝市監督(48)の談話は以下の通り。
-打線はいい形で得点した
緒方監督 3試合とも同じように、終盤にやられる結果になっている。チームとしてやっている野球を続けていくしかない。変えるつもりはない。中継ぎ陣は踏ん張りどころ。攻撃陣にしても中盤から流れを止められている展開になっている。最後のもうひと押し、もう1点の攻撃をやる野球は変わらない。
-中村祐は好投した
緒方監督 いい投球をしてくれた。球に力もあった。
-勝ちパターンの形は
緒方監督 ザキ(中崎)は経験もあるし、そこを頑張ってもらう。(8回以前は)球の勢いとか登板の疲労を考えながら考える。
-鈴木が抜けた4番は
緒方監督 経験のある人に頑張ってもらうというところが基本になる。
-今日は起用した新井が2安打1打点
緒方監督 いい打撃をしてくれた。
-明日から本拠地マツダスタジアムで中日3連戦
緒方監督 また戻って明日から。