わざわざ自分を苦しめている人

 

 

毎日が辛い人は、

わざわざ自分で自分に苦しい道、苦しい選択、苦しい手段を与え続けているようなものです。

 

 

 

例えば、

「ああやらなきゃいけないことがたくさんあってもう疲れた」

 

と言っている人に、

 

「もっと楽したり、休んだり、人に頼んだりしたら?」とアドバイスをすると、

その場では「そうだよねぇ」といっても、全く実行に移す気配がなかったりします。

要するに、聞いてないのです。

 

 

 

ここには「頑張ってないと自分には価値がない」という念などが存在している可能性があります。

念は習慣、習性を作るので、その習慣に基づいて毎日を過ごしていると、本人にはそれが『当たり前』になってしまい、変えようと意識がなくなってしまうのです。

 

 

 

周りから見ると「わざわざ自分で自分を苦しめているようにしか見えない」、

としても、本人にはその自覚はないし、

人生40年間、毎日歯磨きをしてこなかった人が、毎日歯磨きをしないことに何の疑問も感じないのは仕方のないことです。

 

 

 

 

 

 

いい言葉を遠ざける「感情のブロック」

 

 

こんなにも「情報化社会」と言われているのにも関わらず、

毎日辛い人というのは、自分で自分を苦しめるような情報ばかりに触れ、

いい言葉(自分を楽にしたり楽しませてくれる情報)には触れようとしません。

 

 

 

ぼくはこういう人を「消極的情報弱者」と定義しています。

 

 

「消極的情報弱者」の特徴は

 

・自分から主体的に情報を集めない

・流れてくる情報の中からも、わざわざネガティブな情報を集める

・「悪い現状肯定」、つまり慰め=いい情報になっている

・今の自分を受け入れてくれるような情報が良い情報、今の自分に対する批判はすべて悪い情報

 

などです。

 

 

 

世の中にある言葉が悪い、のではなく、

数ある言葉の中から、いい言葉を聞かず、わるい言葉ばかりを集めているのです。

 

 

 

ではなぜいい言葉を聞かず、「わるい言葉収集家」になってしまうのか。

 

そこにはきっと、『感情のブロック』が存在しています。

 

 

 

まさにぼく自身が消極的情報弱者でわるい言葉収集家、だったのですが、

以前は奥さんや同僚の些細な言動にいちいちカッとなって、

心も振る舞いもシャットアウト状態になることが多々ありました。

 

 

 

一言で言ってしまうと「プライドが高い」とか、

そういう話で片付けられてしまいそうですが、

この解像度をもう一段階あげないことには、自分を変えていくことは難しいです。

 

 

 

なぜ「他人の一言にカッとなってしまう」のか。

 

 

 

その「カッとなる理由」を掘っていくと、

きっと「感情のブロック」が見えてくるはずです。

 

 

 

ぼくの場合は、

 

・失敗したくない

・馬鹿にされたくない

・見下されたくない

・期待はずれと思われたくない

・すごくないって思われたくない

 

などの、「出来ない自分は見放される」という恐怖心がありました。

 

 

 

それが「できる自分じゃないとダメなんだ」という念を生み、

それ以外の

 

「もっと楽に考えたらいいのに」

「なにそんなに無駄に頑張ってるの」

 

などの、親切心や、純粋な気持ちからの他人のアドバイスや、

実際に協力してくれようとしている人たち、を遠ざけていたんですね。

 

 

 

毎日自分で自分を苦しめるような言葉ばかりを集めて、

 

・それが正しいこと

・それが価値のあること

 

という謎の宗教にハマり、孤独になり、辛い辛いと嘆いていた、、。

なんだか滑稽ですが、実際そんな感じだったのです。

 

 

 

でもそれは、

恐怖心のブロックがあったから、という単純な理由。

そこに気づけたことが、自分の中のターニングポイントだったかもしれません。

 

 

 

 

 

 

 

自分の『感情のブロック』に気づこう

 

わざわざ自分を苦しめている人に、

こちらの声が届かないのは、

その人がそういうプレイが好きなひと、だからではなく、

多くの場合は聞くのが怖すぎて、受け入れるのが怖すぎて、聞けない。

 

という場合がほとんどだと思います。

 

 

 

「他人は変えることができない」とよくいいますが、

その一つの困難は、相手には相手の感情がある、ということです。

こちらには怖くないことでも本人には怖い、ということは、

少なくとも事実としてあるからです。

 

 

 

ただ、もしその当人が自分である場合、は別です。

他人から介入されることが嫌で頑固な人でも、

自分で自分を変えていくことは比較的容易なことだからです。

 

 

 

 

まず、自分の感情のブロックの存在を認識することから始めましょう。

 

 

 

 

 

    

感情のブロックの見つけ方

 

1. 人に言われてカッとなったり、悲しくなったり、傷ついた一言を書き出す

 

2. それを言われるとなぜ感情的になるのか?浮かんできたことを書き出す

 

 

 

人とのやりとり、

SNSなどの情報に触れて感情的になった時、

あとは、「何となく嫌だな〜」と思う人の言動、などを思い起こして、

何回か繰り返してみましょう。

 

 

 

 

定期的に自分が「なぜ感情的になるのか?」を考える習慣があると、

少しずつ自分の感情のブロックが浮き彫りになってきます。

 
 
 
つまり、
 
・いい情報の循環がどこでせき止められているのか
・なぜ毎日苦しい行動を自分から選択しているのか
・他人に対してもなぜいいたくもない言葉かけをしてしまうのか
 
そんなことがだんだんわかってくるんですよね。
 
 
 
そしてこの「なぜ感情的になるのか?」を言語化するという行為自体が、
感情的になりにくい自分を作ってくれる効果もあり、一石二鳥です。
 
 
 
ぜひ、試して、そして続けてみてください。
 
 
 
 
 
 
 
 

 

 

 
 
 
 
 
 
 
 
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