まみーです。
夫は７４歳。
発達障害だと診断を受けたわけではありません。
一緒になってからの１５年、この夫の性格というか人格というか、偏り？というか、これってなんだろうとずっと思ってきたのです。
再婚して２年目のころだったか、夫(当時６１歳くらい）は自分から心療内科を受診しました。
１５年ほどまえに鬱病になったことがあり、また不安に思ったのかもしれません。
そのときは、躁うつ病という診断がされました。
自分でも、何か行動を始めたら途中でやめることができず、かなり長時間、動き続けてしまうことや、そのせいで疲れてメニエールが出るといったことがあり、自分でも変だという自覚があったのだろうと思います。
今考えれば、その過度に集中してしまうのは、ADHDやASDの特性によるものだったのかもと思います。
そのとき診断された躁うつ病は二次障害かな？
夫はそのときのお医者さんに不信感をもったようで、なんと 処方された薬をまったく服用しませんでした。
そもそもが薬嫌いで、おまけに私の言うことなどまったく聞く耳をもたない夫でしたので、どうしようもありませんでした。
どうやら、ASDにはこういう人もいるらしいです。
その後も別の健康診断で、夫は甲状腺が少し肥大しているようだから再検査を受けるようにと言われ専門医にかかったことがありました。
ネットで検索すると「甲状腺機能亢進症」とあり、そこに書かれている症状がいくつか夫に当てはまっているようで、これに違いない！と思いました。
その書かれている症状のなかに、
・神経過敏と不安
・睡眠障害（不眠）
・疲労や脱力を感じるにもかかわらず、活動レベルが高まる
というものがありました。
まさに夫はこの３つに当てはまっていたのです。
とにかく、偏った神経質さがあり、いつも心配や不安なことしか言わないし、なかなか眠れないのか夜中まで起きている。
なにより本人としてはとても疲れているけど、じっとしていることができないということは感じていたようです。
しかし、検査の結果は異状なしとのことでした。
夫はその医者にも不信感をもったようで、別の病院にもかかり、わざわざ大分県別府の野口病院まで行きましたが、甲状腺ホルモンの数値には特に異常はなかったのです。
そりゃそうだよね、発達障害の特性からくるものだとしたらね。
私としては、このときはほんとガックリ。
だってね、この変な夫が何かの病気であれば、治療すれば治る可能性があるから、そこに一筋の希望を見出してたのです。
そのくらい「変」だったわけさ(笑)
それに発達障害とか、ADHDとかASDとかまったくもってしらないから。
だから、その病気じゃないとしたら、これは何？？？何なの？？？
これはもう治らないの？？？って気持ちだった。
いやほんと。
はい、前置きがながくなりましたー。
では、うちの夫の、これは発達凸凹の特性ではないだろうかと思えるもの
その②
自分がやらなければと思ったことには過度に動き回るが、自分のペースでしか動けない。
適当にとか適度な具合がわからない？できない？ので、過度に動く傾向あり。
適当なところでやめるとか、臨機応変と場の空気を読む、人のペースに合わせるのは苦手。
自分では、「いい加減なことが嫌いな性分」だという言い方をして自分を正当化する。
たぶんね、若いころとかは、何でだろうって思ったりしたと思う。
けど夫の２０代後半から事業をたたむまでの４０年近くの人生は、動き詰め、働き詰めてナンボで、働き詰めでいることのほうが、受け入れられるというか、褒められるというか、そんな環境だったのだろうと思う。
だからそういうふうに自分を正当化しないと生きていけなかったのかなーとか。
それは私が勝手に思ってるだけだけどね。
その③
人と話すとき、目を合わせない。
これは、再婚するころ夫が自分で言っていた。
だれかに、あなたは人と話すとき目を合わせないと言われたことがあるそうだ。
たしかにそうだったかも。
恥ずかしがり屋さんなのかと思っていた気もする。
でも、だんだん目を合わせられるようになったけど。
今も人によってはそうかもしれない。
その④
話をしている途中や、何か自分が気に入らないことがあると、いきなりキレて、え？そんなこというの？と驚くような酷いことを怒鳴りつける。
しかし、時間が経つと何事もなかったかのように普通通りなので、こちらのほうが「あ、あ、怒ってないならいいか」みたいになってしまう。
この④がいちばんイヤなところ。
DVについての本など読むと、まさに本に書かれているようなパターン。
怒鳴り散らした後は妙にいつも以上に穏やかだったりする。
いったい何がそんなに気に入らないで怒鳴り散らすのかわからない。
夫が言うことは決まって「おまえが悪い、お前がストレスの原因」みたいなことしか言わない。
なぜそんなことを言われるのかわからないので、理由を尋ねたりして、反論などしようものなら収集がつかない展開になる。
おまけに一度ヒートアップしたら、延々３時間くらい一方的に小言を聞き続けなければならない。
とにかく話が長い。
よく聞いていると、矛盾だらけで我田引水、針小棒大、すり替え、思い違い、誇大妄想、そんなことばかりに気づいてしまう。
人が言ったことをさも自分が言ったように言うことはよくある。
これはね、もう途中で反論せず、うつむき加減で黙って聞いたふりしながら嵐がとおりすぎるのを待つのが一番得策。
これは、ＡＳＤの特性ない男性にも有効ですけど。
ただね、うちの夫の場合、７０歳過ぎたころから老化や老後の不安が増大したのか、おまけにコロナも重なって、やたらキレるようになったの。
さすがに私も疲れてきて。
たいがいにしてほしいってかなり思うようになってた。
ほんとに私、今までよく頑張ってきたと思う。
アスペルガーのことをよく知らない人にはその変な感じって想像できないと思う。
一般的に想像できる範疇を超えてるもん(笑)
私がアスペルガーとか発達障害のことに関してほぼ知らないときに、初めてクライアントさんからその話を聞いたときは内心、ほんとにそんな人いるの？？って感じだったもん。
ほんとですよ。
だから、知らない人にはわかってもらえないの。
そして、これがかなりキツい。
夫婦ってどっちかだけが支えてるわけじゃなくて、やっぱりお互いに、それぞれが気づかないところでも、相手がいるおかげ、っていうのがあるともうのよね。
私はそう思ってやってきたのよ。
だから夫の気分でストレスたまって怒鳴られても、まあしょうがないと思って流してこれた。
けどさ、なにかと言えば気に入らないと怒鳴り散らして「お前が悪い」と言われるとさ、こっちは夫にいろいろ気を使って細かいことなんか長年やってきてるのに、なんもわかってないんかい！！って
それはお互い様じゃないか！ってやっぱり思うわけ。
それがさ、そういうことがわからない特性のアスペルガーとはね。
わからないわけでもないのかな？
わかったようなことを言うときもあるけど、それもそのときだけ。
結局、同じことの繰り返しをする。
自分が言ってたことを忘れたのか？と言いたくなる。
学習しないのか、成長できないのか、単に忘れるのか？
たぶん、記憶に長くとどめておくことができない的な？？
それに関しても説明してる、こんな動画をみつけました。
こんな話を親戚の年配のおばちゃんに、話をしてもピンとこない。
男の人はだいたいそんなもんよーとか、やっぱり奥さんが口答えしたらそうなるよーとか。
わかってもらえず、このなんともいえないモヤモヤが残るだけ。
まさか、そんな人がいるなんて、想像すらできないからだろうけどね。
夫と再婚してから１５年、やっと「これ」かもしれない、いやそうだ、と確信するに至りました。
うちの夫の、これは発達凸凹の特性ではないだろうかと思えるもの①はこちら
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