2019年7月15日 北上山地 小田越から早池峰山(1,917m)
今日は固有種のハヤチネウスユキソウが見頃な早池峰山を、小田越登山口から往復します。
早池峰山は、河原の坊から登り小田越に下山する周回コースが人気だったのですが、
大雨による崩壊にともない河原の坊コースは、H28.5.28から通行止めになりました。
沢や巨岩の急登が続く面白いコースだったので、通れなくなってしまいとても残念です。
いつもの集合場所で、3人が車1台に合流して、4:00に仙台を出発。
仙台南IC~花巻IC間の高速料金は、30%OFFで片道2,730円(定価3,920円)でした。
花巻ICから一般道を北東に走り、シャトルバス乗り場の岳駐車場に6:20着。
走行距離は片道200㌔で、仙台から2時間20分かかりました。
ハヤチネウスユキソウが満開の祝日だから、岳駐車場にはすでに30台以上の車が止まっていました。
6/9~8/4までの土日祝日は、5:30から30分おきに出発するシャトルバス(往復1,600円)で、
小田越登山口へ移動します。
小田越登山口(標高1,240m)。 ここから山頂まで標高差680m登ります。
登山口はシャトルバスから降りた、たくさんのハイカーと関係者で賑やかです。
仮設トイレが6つ(うち男性小用2)も設置されていました。さすがに人気の山ですね。
携帯トイレ(400円)の販売も行っています。
7:33ハイキングスタート。
歩き始めは木道で、次のぬかるんだ樹林帯が終わると岩場になります。
ギョリンソウ
ガスで遠くは見えないけど、風があるので涼しくて助かります。
時々青空が見えてきました。 晴れてくれるといいな~
登山道に沿って、いろんな花が咲き乱れています。
花は期待以上で大感激!
特に早池峰山固有種のハヤチネウスユキソウが素晴らしかったです。
ハヤチネウスユキソウがたくさん咲いています。
ゴツゴツ岩場の急坂が続きます。
河原の坊コースの岩場がすごいので、小田越コースはもっと楽だったように記憶していましたが、
こちらもなかなかのものですね。
普通の小さなウスユキソウも咲いていましたが、大きなハヤチネウスユキソウは別格ですね。
ハヤチネウスユキソウ
60度位の斜度がある鉄梯子を登る同行者。
しょっちゅう立ち止まって花の写真を撮るから、なかなか先に進みません。
五合目御金蔵の私。 風が有り寒いのでシャツを着ました。
山頂近くの木道湿地帯もお花畑になっています。
登ってきた小田越コースと北側にある門馬コースの分岐点。
門馬コースには小さなビニールテープに廃道と書いてあったので、よほど荒れているのでしょう。
去年早池峰山の向かい側にある薬師岳に小田越から登ったのですが、山頂から周回しようと
思っていた東側のコースは、廃道と書いた上にロープで通行止めになっていました。
ここはロープが張っていないので、ハイキング初級者は通らない方がいいという程度かな?
山頂避難小屋。 携帯トイレ用の個室が3つ付いています。
10:20 早池峰山頂(1,917m)で記念写真。
風が有り寒いので、岩影の風裏で軽食を取り50分休憩しました。
ガスで展望は全く得られません。11:10に下山開始。
時間に余裕があるので、東方向にある早池峰剣ヶ峰の途中まで行ってみました。
こちらも登山道に沿って、ハヤチネウスユキソウなどたくさんの花が咲いています。
こちら側にはほとんど人がいなくて静かだから、早池峰山頂の人混みを避けて昼食を取るのに良さそう。
大好きなイワウメ発見! 6/21の鳥海山では咲き始めでしたが、ここは最終盤でした。
早池峰剣ヶ峰方面を散策してから分岐点に戻り、小田越に下りました。
60度位の斜度がある鉄梯子を下りる同行者。
ガスが晴れて五合目御金蔵が見えてきました。
向かい側にある薬師岳の一部が一瞬見えたけど、写真に間に合わずガスに隠れました。
早池峰山西側稜線のガスが晴れてきました。
13:28小田越登山口着で、今日のハヤチネウスユキソウ観賞ハイキングは無事終了。
帰り道にある東和温泉で、源泉かけ流しの露天風呂を楽しんでから仙台へ帰りました。
とても楽しい1日となりました。