2019年7月7日 国見温泉から秋田駒ケ岳(1,637m)
秋田駒ケ岳は私と同行者の一人が4回目で、もう一人が3回目です。
梅雨時は、なかなか晴天の山行にならないので、晴れる予報の今日は楽しみ。
仙台南IC近くのいつもの集合場所で、3人が車1台に合流して、3:40に雨が降っている仙台を出発。
仙台南IC~盛岡IC間の高速料金は、30%OFFで片道3,160円(定価4,520円)でした。
盛岡市からR46を西に走り、秋田駒ケ岳の南側登山口になっている国見温泉に6:30着。
走行距離は片道227㌔で、仙台から2時間50分かかりました。
花の季節の快晴の日曜日だから、30台分位の駐車場はすでに満車状態。
私の車が最後の1台で何とか駐車できました。
駐車場がいっぱいでも舗装道路が広いので、路肩や下方の空き地に数十台止められます。
宮城県は雨だったけど、天気予報通りに岩手・秋田県は晴れています。
トイレ付きの駐車場を7:02にスタートしました。
「秘湯を守る会 石塚旅館」の前を通り過ぎてすぐの「旅館 森山壮」の隣りに登山口があります。
国見温泉から横長根分岐まで1時間の樹林帯登り。
横長根分岐。ここから展望の利く横長根の快適な稜線歩きになります。
ガスが晴れて女岳と小岳が見えてきました。
歩いて来た横長根のゆるやかな尾根道を振り返ると、ふもとに田沢湖が見えました。
横岳が見えてきました。
女岳と小岳。このガスが完全に晴れることを期待しながら登って行きます。
大焼砂の分岐点。左の道がムーミン谷で、右が大焼砂です。
行きはムーミン谷から山頂に向かい、帰りに大焼砂を通ることにしました。
大焼砂の下を通ってムーミン谷へ向かいます。
ここは日本一のコマクサ群落がある岩手山の焼け走りコースと同じような地質です。
高山植物の女王 コマクサ。きれいですね~
登山道沿いにかわいいコマクサがたくさん咲いていました。
歩いて来た横長根。展望の良いなだらかな尾根道で、快適な稜線歩きを楽しむことができます。
「今日のハイライト、ムーミン谷に着きました~」と、喜ぶ同行者二人。
登山者に大人気のムーミン谷。 チングルマの素晴らしい大群落がありました。
チングルマは咲き終わっている場所もあったけど、80%が今日ちょうど見頃でした。
チングルマ群落の奥に見えるのは、これから登る男岳です。
快晴のお花畑の木道を気持ち良く歩いて行きます。
ここは日本じゃなくて、ムーミン谷のあるヨーロッパみたい。 本当に素敵なところだな~と喜ぶ私。
雪解け水が溜まった池の横を通って。
登山道の付いていない女岳のふもとを通って。
男岳に向かって歩いて行く (左端に小さく)同行者二人。
男岳に登る急坂にもたくさんの花が咲いています。
梅雨時なのに快晴で涼しい風が吹き、最高のハイキング日和になりました。
登る途中で見下ろした
ムーミン谷。 歩いて来た木道がず~っと続いています。
岩稜帯の奥に女岳が見えます。
急坂を登り終えて分岐点に着きました。
男岳に向かいます。
ムーミン谷から噴き上げる風が集まって、もの凄い強風です。
もうすぐ山頂、ふもとの田沢湖が綺麗に見えます。
男岳山頂(1,623m)で記念写真
強風のなか男岳から分岐点へ下ります。
分岐点から阿弥陀池に下ります。 残念ながら阿弥陀池周辺の花はほとんど終わっていました。
阿弥陀池の避難小屋。
ここには男女別のきれいなトイレがあります。
ガスが出てきて景色は全く見えなくなりました。
阿弥陀池の回りでは、八合目駐車場から来たたくさんの団体登山客が休んでいます。
木道脇で70分休憩して昼食を取りました。
男岳に登った二人は、二人とも過去2回男女岳に登ったことがあるし、今日はガスで何も見えない
からパスしました。
男岳に登らず分岐点で休んでいた同行者は、一人で最高峰の男女岳(1,637m)に登りました。
過去に2回国見温泉から登ったが、そのどちらも雨で途中撤退したそうで、今回念願の発登頂。
男岳は強風だからパスしたけど、ガスの男女岳もすごい風だったそうです。
さて、下山しましょう。 今頃になって男女岳のガスが晴れてきました。
阿弥陀池から横岳への登り。
横岳山頂で記念写真。
横岳から大焼砂を通って横長根に下ります。
ガスで遠景が見えませんが、元気に下る同行者二人。
大焼砂にはたくさんのコマクサが咲いていました。
良く整備された大焼砂の登山道。
登りで通った大焼砂下部の道よりも、ここ上部の尾根道の方がコマクサは多いです。
大焼砂を過ぎるとガスが晴れて、遠景が見えてきました。
田沢湖を眺めながら横長根を下ります。
14:18駐車場に着いて、今日のお花見ハイキングは無事終了。
「秘湯を守る会 元湯石塚旅館」で入湯600円。
含硫黄グリーンの温泉は素晴らしかったです。
東北の南3県は雨だったけど、ここ秋田県は快晴で、とても楽しかったです。
途中の道の駅で盛岡名物のじゃじゃ麵を食べて、仙台へ帰りました。