木々の緑

   三森至樹

 キラキラと降り注ぐ夏の日の光
 そのもとで
 たくさんの木々が盛んに青葉を茂らせている
 街は緑の森にうずもれてしまったようだ
 砂漠の国の人なら
 この景色を楽園と見るだろう

 考えてみると
 すべての動物たちは
 小さいものも大きなものも森の子どもだ
 人間もその一部だ
 だから
 木々の緑はわれわれにとっては安らぎの色なのだ

 「天は悪人にも善人にも太陽を昇らせ
 正しい者にも正しくない者にも雨を降らせてくれ」
 木々を成長させ
 森を育ててくれる
 その美しい風景の中にあって
 われわれはつかの間
 労苦を忘れ 安らぎと喜びに浸る
 それは天が与えてくれるあわれみ深い優しさだ