ギャラリー&カフェ・アーティスト " Gallary & Cafe Artist " | 特撮PROP COLLECTION

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特撮ヒーローのマスクや小道具などについて呟いて行きます。



このタイトルでピンと来た方はかなり "通" です。

ギャラリー&カフェ・アーティスト
 " Gallary & Cafe Artist"

名前の通り喫茶店です
正確な年は忘れましたが、
多分1997年頃にオープンしたと思います。
東京都 練馬区 大泉学園にありました。
現在は閉店してしまっています。



この頃、自分とアメリカ帰りのOW田氏は
ワンフェスやスーパーフェスティバル等に
"DEAD OR ALIVE" という名前でブースを出していました。



海外物がメインで、まだ日本に輸入されていなかった
"プレデターマスク"や "バットラング"、
"ストームトルーパーのブラスター"
"ジャッジドレッドのロウギバーセット"
などを出していました。
そのブースに何度か来てくれたのが縁で、
M藤さんご夫婦と知り合いになりました。

M藤さんの旦那さんがムービープロップのコレクターで、
その当時かなりの量を買い集めていました。
実家がお医者さんで、経済的にも恵まれていたからだと思います。
そのM藤さんご夫婦が、大泉学園に
「ムービープロップを見ながら、コーヒーが飲める店」を
目指してオープンしました。

本当に"PROP"(小道具)がメインのため、
マニアには受けがいいのですが
一般の方には物足りない感じがしていました。
基本の展示物は"衣装"が多いので、
生彩に欠ける展示物が多かったのです。
ムービーファンであれば、かなり楽しめる展示物ではありました。
まあ、一般人にはもっと分かりやすい展示物の方が
よかったでしょうね。
自分には言えないようなものも持っていたらしいのですが、
色々と理由があって、展示出来ないようでした。
そういういきさつから、公開して良いプロップ系をこの
ギャラリー&カフェ・アーティストに展示する事になりました。



画像はギャラリー&カフェ・アーティストとしてSUPER FESTIVALに
展示した時の様子です。
ダースベイダーやタイファイター、AT-ATパイロットなど
色々な物を知り合いから借りて展示しました。
かなり評判が良かったと思います。

多分、この展示のお礼だったと思いますが
イエローオウルを貸して頂きました。
当然、「型取りしても良いよ。」という意味だったのですが、
あまり興味が無かったので、資料用に写真を撮って
そのままお返ししました。

このM藤夫妻は当時幼いお子さんがおりまして、
東映の撮影所に良く出入りしていました。
確かディレクターかプロデューサーが知り合いとかで、
こっそりマスク等の小物を頂いていたようです。



イエローオウル アクション用。
マスクを止めるパチンが一段下にあります。
撮影時にはこの部分に黄色いガムテープを貼って目立たなくしていました。



アトラク用とは分割ラインが違っているのが確認出来ます。
翼の部分のモールドを避けて、分割されています。
写真では分かりにくいですが、下のアトラク用と比べると
分かりやすいです。
翼のデザインのモールドも一段下がっています。





内装もプロが作った物は良く出来ています。






こんな事もありました。(・_・;)





ある日突然、
「今、店にジャンパーソンの撮影用があるけど見に来る!?」
と言われたので、すぐカメラを持って馳せ参じました。
ジャンパーソン自体は、OW田さんのツテで撮影用のプロップを
当時借りる事が出来ていました。



カースタント用のマスクで、見た目はアトラク用とさして変わりません。
しかし、ゴーグル部分が紗幕になっているのと、頭頂部が蝶番留め
になっていて、ズレ防止の爪も一切付いていない代物でした。
材質も柔らかいFRPを使っていて、一瞬レプリカかと思わせる
マスクです。
当時スタッフの間からも「ニセモノでは?」という意見が出て、
レインボーに確認を入れたと言う曰く付きのマスクです。


そして、こちらはまさしく撮影用。
ほとんど公開される事の無い写真なので、貴重だと思います。



あまり間近で見る事の無い"ジャンパーソン"の撮影用。
店内で写真のみ撮らせていただきました。
アトラク用は一体整形ですが、撮影用はバイザーが外れるものも
当然あります。こちらは着脱可能です。
最終回近くのプロップで、バイザーが破損しているような造型になってます。





分割もアトラク用とは全く違っています。
耳のパーツはマスク前部に付いていて、後頭部のみ外れる仕組みに
なっています。



バイザーを外すとちょっとファニーフェィス(^_^;)
ちょっと間抜けな印象も受けます。
特に興味のあるヒーローでは無いですが、プロップとなると
やはり別の意味で希少性を感じます。
目が外れるようになっていて、アクション時は黄色い布を
貼っていたと思われます。
通常の覗き穴は、目の上の細いスリットです。

アトラク用のマスクが欲しく無くなる瞬間ですね。