プロップ・レプリカマスク | 特撮PROP COLLECTION

特撮PROP COLLECTION

特撮ヒーローのマスクや小道具などについて呟いて行きます。


アメリカ帰りのOW田氏のバク進はまだ止まらずに、
前のブログにて紹介した造形家の浜野さんにアクセスを
してみるのです、、。

この浜野氏も有頂天の両氏と同じく、後にプロの造型師として
劇場版ハカイダーのハカイダーショット等を手がけています。

OW田氏は無謀にも、その浜野氏に

「日本のヒーローのマスクなんか持ってないですかね?」

この問いかけに、

「自分は日本物には余り興味が無いので持っていないけど、
     色々持ってる人がいるから紹介してあげるよ、、。」

言ってみるものです (^_^;)
こういう、"ダメもとで言ってみる" っていう感覚は当時の
コレクターには無かったものだと思います。

そして紹介されたのがK氏でした。
本来だったら、いくら紹介されたのが浜野氏でも、見ず知らずの
良く分からない人間に譲らないと思うのですが、、。
恐らくK氏と出会ったタイミングと、OW田氏の坊ちゃん気質の
無邪気な人柄のせいだと思います。
K氏の住まいがOW田氏の近くだったと言うのも良かったのでしょう。

とにかくこのK氏から譲って頂いた素抜きのマスクはとにかく素晴らしい!!
ラインナップもそうですが、オリジナルから抜いているものばかりで
抜きもあの当時見た物ではトップクラスでした。
当時「どうやって抜いているんだろう?」と思っていました。
未だに所有している物も多いです。

東映系では、

ライダー1号、V3、ライダーマン、X、ストロンガー、
ズバット 、アカレンジャー、アオレンジャー、
ギャバン、シャリバン、 スピルバン、ダイアナ、
有頂天版アマゾン

円谷系では、

ウルトラマンA、ミラーマン、グレート、パワード、
有頂天版ウルトラマンBタイプ

Pプロ系で、

スペクトルマン、ザボーガー(アトラク)等々

このあたりが一気に
(月に2、3個ペースですが、
    半年ぐらいで揃えば一気と言ってもいいと思います)
コレクションとして増えて行きました。
オリジナルのプロップも貸して貰えたりと、充実していました。
次は何を譲ってくれるのかと、毎日ワクワクしていました。



写真の一枚目は有頂天のBタイプと、
アトラク用ウルトラマンのエッジを立てたもの 。
M1号版のロボット刑事、
転がっているセブンは海洋堂と浪花の青雲堂製。



そのウルトラマンの完成品、本物を模して筆塗り後に
銀スプレー仕上げにしてあります。
ウルトラマンのマスクは、基本的にセンター割りで複製するため
どんどん細身になっていくのです。
顔が細ければ細い程、孫かひ孫抜きぐらいになっていると
言う事です。
このマスクは一応、アトラクの子供抜きですが、後年入手する
オリジナルCタイプとは だいぶ違っています。



この画像は当時借りた物と、
自分の所有していたゴーグルブラックのスーツ。
ライダーマンの胸やXライダーの触覚なんかもありますね。
ズバットのスーツは当時もののジャージ版!! 凄くタイト!!



ゴーグルブラックの胸のエンブレムとベルトバックルは
なぜか撮影用とアトラク用でした。
撮影用はアクリル製。奇麗です。

譲って頂いた当時のマスクから2点。
宇宙刑事シャリバンとギャバンです。
シャリバンはアトラク用からのレプですが、ゼネプロとは
全く違っていました。



ギャバンはアクション用からのレプリカ。
貴重です!!



実はギャバンはそんなに興味のあるキャラクターでは
無かったのですが、この当時は言われるがままに入手
していました。
だからこのマスクが少々歪んでいるのもそんなに気に
かからなかったのです、、。



その "歪み" ですが、実はかなり厳しい部分が歪んで
いたんです。
この横向きの写真を見ると分かりますが、目のシールドの
部分が前方に行くに従って、すぼんでいます。
本来は均一の幅でないとシールドが装着出来ないんです。

かなり時間が経ってからこの事実に気付きました。
適当に見てるとダメですね (_ _;)

とにかくこの当時、大量にマスクが押し寄せて、
検証してる暇が無かったように思います。

ここから、本格的なコレクター人生を歩み始めたように
思います。

でも、ホントの厳しさはこれからなんですよね、、。