玉三郎の、南座での6月特別公演が、公開されています。
演目は、久しぶりに観る「檀浦兜軍記」から、「阿古屋」。
若手役者を抜擢することが多い、この特別公演。
今回は、吉之丞とは渋い。 演じるのが秩父庄司とは、また渋い。
最近の特別公演は、「口上」と「解説」がつきもの。
千次郎が解説を担当し、岩永左衛門を演じるとは、上方味が出ておもしろいかも。
「阿古屋」といえば、12年前の特別公演。 愛之助との共演を思い出します。
歯切れのいい爽やかな、愛之助の重忠が、玉三郎にしっくり来ていました。
(おや、同じ写真?)
14年前の特別舞踊公演では、(試行錯誤中の)獅童と、(まだ初々しい)隼人との共演。
すっきり濃厚な、「関の扉」でした。
南座での玉三郎の舞踊の話は、これくらいで。
同じ年の赤坂で拝見した、「牡丹亭」は忘れられません。
この芸を、誰かに引き継いでほしいのですが。