歌川国芳の猫が人のよう | 宗方玲・詩人が語る京都と歌舞伎

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京都文化博物館での、「もしも猫展」の続きです。 歌川国芳を中心とした、猫の擬人化の作品展。

撮影可のニャッターチャンスで、小林幾英の「猫の勉強学校」。 みんにゃ、真面目に勉強中。

 

芦原国直の「猫相撲づくし」で、待ったにゃーし。

 

国政は、花見でちょいと東京音頭、にょいにょーい。

 

「階のりのづ」とは、火消しによるはしごの上の曲芸。

 

次の部屋に行ってみましょう。 国芳が続きます。

 

ここから、「人、猫になる」。 荒獅子男之助などの猫の百面相と、四代目歌右衛門の睨み合戦。

 

「乱朝恋山崎」では、十二代目羽左衛門、二代目市川九蔵、坂東しうかなどが、もう猫、猫、猫。

 

「猫のおどり」で、にゃーにゃーにゃー。

 

「かがみにゃま」の役者が、みんな猫だぁ。

 

三代目栄三郎と四代目歌右衛門の、「おしゆん伝兵衛」の駆け引きが粋。

 

二代目菊次郎の阿古屋を詮議するのは、にゃんさむで大にゃん気だった八代目團十郎。

 

芳幾の「鈴ヶ森」は、猫でなく虎と豹のごちゃまぜ。

 

「与はニャさけ浮にゃの横ぐし」も、「当世見立猫臣蔵」も、みーんな猫。

 

国芳の眼差しを探る、最後のコーニャーです。

 

二代目九蔵が、猫面で庄太夫、それを写したうちわの百面相。

 

猫の「三段目」は、猫の好物が揃って、さすがは本蔵だにゃん。

 

「角力場」での勝負は、にゃっぱり、猫だまし。

 

猫を愛した国芳ならではのユーモア。 当字で、なまづ、たこ、かつをが、わかるかにゃ。

 

もう一度、猫の曲手まり。 袴の文様が、国芳の趣味。 あんたも好きだにゃー。

 

ああ、見るのが猫か、見られるのが人か。 では、またにゃ~。