南座の歌舞伎鑑賞教室が大騒ぎ | 宗方玲・詩人が語る京都と歌舞伎

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南座の歌舞伎鑑賞教室に行きました。

メインの前の解説が楽しみ。 今日は、好男子、でもある講談師の、旭堂南龍の担当です。

 

見てきたような嘘を言いまっせ、と言いながら、歯切れがいい口調が丁寧で、わかりやすい。

今回は、歌舞伎役者が解説をフォロー。 まずは、女形の當史弥による、隈取などのお話です。

 

當史弥が舞台装置の説明をして、スッポンから下がっていくと、出てきたのは幽霊の千太郎。

ひゅー、どろどろ、恨みはらさでおくべきか、、、 これには、南龍も腰を抜かします。

 

9歳でデビューした千太郎も、すっかり立派になりました。 今年で17歳です、と聞いて、会場がえええ~。

そう、鑑賞教室と言うとおり、初めての方が多い。 今日は、某・女子高と外国の観光客でいっぱい。

 

千太郎くん、若旦那と同様、女子のハートを掴むのが上手いよう。 太鼓による、波や雪の表現を教えてくれました。

おや、千太郎がツケを説明していると、バタバタバタと、堀部安兵衛と小林平八郎の斬り合いの始まり。

 

これには、佑次郎と愛治郎。 吉良邸討ち入りの段が、南龍の講釈に合わせて、バシッとキマりました。

松嶋屋で固めた舞台が、テンポよくて気持ちがいい。 MCの南龍は当たりかも。 観客も、大声援です。

 

では、女子高生からの質問コーナー。 歌舞伎役者になったきっかけは、好きなお役は、、、うん、定番。

次に、今年受験なので何か元気づけて、だって。 さすが関西、ここは千太郎が、厄落としの見得を見せてくれました。

 

わいわい言ったあとは、南龍による芝居の解説。 「妹背山婦女庭訓」から「願絲縁苧環」です。 さあ、どうなる。

(全席一律指定なので、2階の特等席をゲット。 こりゃ、いい。)