不幸や不運が耐え難く感じる理由について | 目覚めるための心のlesson

目覚めるための心のlesson

あなたの頭の中で巻き起こっている不安も批判も
「自分は間違ってない」と主張している思考もすべてが
「本当のあなた」とは何の関係もないとしたら。。。。

 

 

 

この世界は自分を映す鏡です。

 

SBFワークでは ユング心理学の

「転移」「逆転移」「投影」という考え方を

積極的に活用しています。

 

 

 

周りの人や自分を取り巻く環境は

自分が気づいていない

自分自身が肯定している、肯定していない様々な自分自身を

映し出しています。

 

 

自分自身について

例えばそれが長所だけでなく

自分自身の欠点や間違いも

自分が認めることができているものが

映し出されているとしたら

それが誰かに見えていたとしても

あるいは

自分のそこを誰かに指摘されても

ほほえましく思えたり、何も感じることが無く

抵抗も反発も生じることはありません。

 

 

 

誰かを見て、あるいは 何かの状況に

抵抗や反発や逃避(逃げる)が生じるのは

誰かのそれに

受け入れていない自分の一部を見つけたから。

 

 

 

「○○さんと話していると、妙にイラッとしてしまう」

というのは、
その○○さんの何かがあなたの劣等感を刺激したから。

 

 


「ああそうか。○○さんの××が

私が受け入れていない私の一部を刺激しているんだな」
と自覚しない限り、○○さん=不愉快な人という次元から

抜け出すことはできません。

 

 

この人とたとえ関係を絶ったとしても
いずれまた違う人の××に同じ反応を生じます。
何故なら ××が痛みを起こし苦しむのは

××を無いことにして受け入れていない事実があるから。

 

投影は

育った家庭で持ち越されている親や兄弟との間の

わだかまったままのstoryが再現し 過去に生じていた感情を

目の前の親密な関係で再現する現象の事。

 

 


「先生はちゃんと話を聞いてくれているように見えるけれど、
それは私が良い子にしているからだ。私が悪い子になったら、

きっと見捨てられるに違いない」
 「もっと自分を心配して欲しい。もっと甘えさせて欲しい」
 「どうして自分のことをもっと分かってくれないんだろう」

「どうして自分を認めてくれないんだろう」

「この人には絶対に負けたくない」
「自分だけ特別扱いされたい」

 

これらは

子どもの頃の 親、兄弟姉妹との出来事の中の

肯定していない事実が残されていることで

生じているため

何十年という時間が経過したとしても

自分でも理解に苦しむような

憎しみ、悔しさ、怒り、嫉妬心、競争心、焦り、といった

危険な問題行動を引き起こすような強い感情が生じます。

 

 

その感情を押さえつけて

「なかったこと」にしたり、感情を暴走させたりてしまうのではなく、
「なぜそんな感情が出てきたのか」
「その感情は、過去、誰に向けられた感情と一致するのか」
を突き詰めて分析していくことが大切なのです。

 
それは、
「甘えたかったのに甘えさせてくれなかったように思った父親への怒り」であったり
「母親から冷たくあしらわれたように思ったことに端を発する、
人から拒否されることへの恐れ」であったりしますが

知っていると思い込んでいる記憶の情報が

本当に正しかったのなら 今 痛みや苦しみを感じるはずが

ないのです。

 

 

事実は小説よりも奇なり、

事実はあなたの知っているつもりの記憶通りだとは限らないもの。

 

 

痛みや苦しみがなければ

人は誰も自分が自分を不幸にしていたことに

気づきません。

 

痛みや苦しみは あなたが

積極的に自分に力を知り取り戻すように

促しています。

 

 

あなたの痛みや苦しみというのは

目先の欲に囚われ放置した

自分の全ての可能性を取り戻すために

あなたが作った仕掛けなのです。