心が改まる時 | 目覚めるための心のlesson

目覚めるための心のlesson

あなたの頭の中で巻き起こっている不安も批判も
「自分は間違ってない」と主張している思考もすべてが
「本当のあなた」とは何の関係もないとしたら。。。。

 

 

 

心が改まると思考が改まります。

思考が改まると心が改まります。

 

心を改めようとしても

思考が改まることはなく

思考を改めようとしても

心が改まることはありません。

 

 

 

鮮やかに思い出される記憶は

事実と違うことが多く(ツァルガイニク効果)

自分に都合よく書き換えられている可能性があります。

 

 

自分は被害に遭ったことにしたくなるのは

自分が酷いことをしていた可能性がたかく

記憶の帳尻を合わせる=正しいことにしておく必要から 

言い訳・説明をする必要や

説明する代わりに 叱られないで済ませるために

わざわざ自分を可哀そうにする必要が生じます。

 

 

人生は とてもシンプルで単純です。

相談では

事実と記憶の 矛盾を見つけ修正します。

 

 

 

相談でよくある

人生で起こった不都合な出来事を調べていくと

けなされた

見捨てられた

聞いてもらえなかった

邪魔にされた

バカにされた

認めてもらえなかった

見過ごされた

見下された

拒否された・・・・・という解釈が

誤っていたことに気づきます。

 

 

 

職場で

上司や先輩から度々注意を受けてるという人が

 

子どもの頃に

せっかく頑張って宿題を片付けている時

「もっと〜するといいよ」

と、うまくいくやり方を教えてくれたことを

「けなされた!」と思いこんで

人からの指示、助言や意見は全て

何事も「けなされた」と受け取ります。

 

そのために

大人になっても

自分のやることはけなされる気がして

緊張が高まり身体にも緊張を抱えることに

なりました。

心も体も緊張という臨戦態勢になり

声をかけられるだけで

攻撃された気がして

喧嘩腰になるか

オドオドするようになり

けなされないために 

人の話を聞かなくなり

指示や助言を聞かなくなり

結果ますます仕事ができなくなり

失敗することが増え

ますます自信を失いますが

自分の誤りに気づくことができず

(間違ってることが認識できない)

表面的には下手に出ても

納得できない状態が続き

相手に反抗するか心の中で

相手を非難します。

 

 

 

人は

一旦 自分が正しいと思い込むと

自分の解釈や判断を疑わなくなります。

これは性格や人格の問題ではなく

脳のネットワークによる正常な反応です。

 

 

結果

解釈による身体感覚、感情と

実際の現実との間に矛盾が生じ

問題が解決できる見通しが立たなくなることで

脳は自動的に思考を停止し

いつまでたっても

適切な解決の手立てを見つけることが

不可能となります。

 

 

 

問題の根本は

自分を疑うことのない

自分が正しい、ことへの執着です。

そもそも幼少期の欲求の正しさに囚われている間 

全く自覚なく 間違った結論に基づく

激しい幼児的感情が生産され続けます。

 

 

 

私たちが【問題や困難】にであった時は

幼児的欲求に支配されてることに

気づいて修正することができる絶好の機会です。

 

 

 

SBFでは

不都合な行動、不都合な感情を生じる

記憶の誤りを解消し巨大な依存心を解消して

心の成長のプロセスを促します。

 

 

 

いくつかのプロセスを進むにつれ

やがて

依存することへの執着が消え

衝動を生む幼児的感情が解消し

ただ成長しようとする意欲を感じられます。

 

 

 

何故

幸せにならないように

頑張りつづける人がいるのでしょうか。

 

 

それは

自分の間違いを認めてしまうと

世話をしてもらう必要も

守ってもらう必要も

認めてもらう必要も

褒めてもらう必要も

なくなることが困る気がするから。

 

 

 

そのために

怒り続けたり

動き続けたり

憎み続けたり

無視し続けたりしてさえいれば

いつか消えてくれるはず・・・・と

信じていますが

本当は

向き合って調べたりすると

せっかく隠しておいた

都合の悪いものが

暴露されてしまう気がして怖いから。

 

 

 

思考停止にし

自分に鞭を振るい続け走り続けること、

衝動に支配されて生きることは

【本当のことに気付かないふり】を

してるだけだと自覚しない限り

この戦いには終わりがなく

永遠に心も身体も休まることがなく

いずれ

身体や心が自分の思い通りに動かなくなる、

取り返しがつかなくなる、

ということが少なくありません。

 

 

 

人には身体の成長に伴って

備えることのできる知恵と力があります。

 

 

 

意識的に

気づいていないふりをし自分を騙し続けている限り

自分を幸せにする知恵も力も

得ることができません。

 

 

 

例え、それが

自分らしさだと思い込んでいるのだとしても

例え、それが一時的には

豊かさや面白さをもたらすものであったとしても

根本的な問題が存在してるのを

自分がよく知っています。

 

 

 

私達は大抵

頑なに自分が正しいと

懸命に頑張れば頑張るほど

引っ込みがつかなくなり

過ちを認めることも謝ることも

改めることもますますできなくなり

罪悪感が増します。

 

 

 

SBFのワークが進み

自分の記憶違いが事実どおりに修正され

出来事から知恵を得られると

皆さん、

ずっと謝りたかった、

ずっと感謝したかった。と 話されます。

 

 

心が改まるとは

自らの過ちの全てと向き合い

過ちを心から認め

頭が下げるしかなくなって

過ちを心から認め

頭が下げるしかなくなります。

自らの全ての事実をありのままに認めると

それまでにしてもらったことの全ての記憶が

蘇り、ここで 初めて

心から感謝したくなり

命あるかぎり何があっても

真実に基づいて心を込めて

誠実に丁寧に正直に生きるしかなくなります。

 

 

 

それは

ありがたがろうとすることでも

申し訳なさそうにすることでもありません。

 

 

何かをしよう、

何かになろう、とすることでもありません。

 

 

 

罪の意識に怯えることがなくなれば

人は心の奥深くが安心し

たった一度の機会としての人生を

ていねいに正直に心を込めて

生まれたこと、生きてることで

生かされていたこと

助けられていた事に感謝するしかないことがわかり

初めて この世に恩を返したいと願って生きる存在なのです。