本当にわかってくれないのは誰ですか? | 目覚めるための心のlesson

目覚めるための心のlesson

あなたの頭の中で巻き起こっている不安も批判も
「自分は間違ってない」と主張している思考もすべてが
「本当のあなた」とは何の関係もないとしたら。。。。

 

 

 

 

目の前の人に対して
「私の気持ち(事情・状況)を 聞いてくれない!わかってくれない!」と
感じたことのある人は多いのだろうと思います。


例えば
夕食時に パートナーに対して

K子「ねえ、聞いて!〇〇ちゃんのママったらひどいのよ!」と言うと
T夫「そんなこと放っておけばいいんだよ!」
K子「放っておけないから言ってるのよ!」
T夫「じゃあ、はっきり言ってやればいいじゃないか!」
K子「言えないから困って相談してるんじゃない!それでね。。。」
T夫「あ~言えば、こう言う!だったら、俺にどうしろっていうんだ!」
K子「だから、話を聞いて欲しいんだってば!」

・・・・・・・


このような会話(?)に心当たりはありませんか?


T夫さん、いつもこんな調子で
妻から「ちっとも話を聞いてくれない!」と
文句を言われています。


T夫さんのお話では

こっちは、疲れているのに、
話を聞いてあげて
解決方法を教えてあげようとしてるのに
あ~言えばこう言う!
コチラは何とか妻の役に立とうとしてるのに・・・・。


では妻のK子さんの方はどうでしょうか。


私がいうことをいちいち遮って
何で?!どうしてそうなったの?!と さんざん聞いた挙句に 
あ~しろ!こ~しろ!と 指図されて
ちっとも話を聞いてもくれないし ちっとも気持ちをわかってくれない!


女性の

「相談したいんだけど」というのは
助言や解決法を聞きたくて話す、というよりも
ただ、

話を聞いて 気持ちを言葉にして欲しいだけ、ということが
多いのだろうと思います。
 

 


ですがこのK子さん、
パートナーの対応に対しては
「ただ、話を聞いて 気持ちを受け止めて欲しい」時に
気持ちを受け止めてもらえない時の悲しいと感じた体験があり

「気持ちを受け止めてもらえない時の悲しさ」を 

わかっている「はず」でしたが・・・

 

 

 


子育ての場面では・・・・・・

 

 

 

幼稚園から帰ったばかりのAちゃんが
大きな声で泣きながらK子さんのところに 走ってきました。


Aちゃん「ママ、私の大事な亀が死んじゃった、朝は生きてたのに。。うぇ~ん!」
K子さん「そんなに悲しむことじゃないわ!」

 

Aちゃんの泣き声はますます大きくなりました。

 

K子さん「泣かないの!たかが亀じゃないの!」

 

Aちゃんは ますます激しく泣き続けています。

 

K子さん「わかったから、もう泣き止みなさい!!別の亀を買ってあげるから!」
Aちゃん「わ~ん!わ~ん!別の亀なんて欲しくない!」
K子さん「もう!聞き分けのない子!本当に A子はワガママなんだから!」 

 



大人だけでなく 私たちは
ネガテイブな感情を問題視してしまいやすく
できれば ネガティブな感情の表現を

早く止めさせたい、という反応が起こりがちです。

 

 

 

子ども達はしばしば 
自分の中に湧き上がる感情の大きさに圧倒され
特に 激しい感情が湧いてきた時
「ただ、話を聞いて 気持ちを言葉にして欲しい」
「激しい感情エネルギーの名前を知る」のを 助けて貰う必要があります。

 

 


先の 親子の会話であれば
子「亀が死んじゃった」
親「ああそうなんだ、それはショックだね」
子「あの亀は私のお友達だったの」
親「お友達を失ったら悲しいよね」
子「芸を教えたんだよ」
親「二人で楽しかったんだね」
子「毎日エサをやっていたのに・・・」
親「亀のことを本当にかわいがっていたんだね」

 

 

 

気持を言葉にすると 返って気持ちを強めるのではないかと
心配するかも知れませんが 実は、深く慰められるものです。



人は皆
自分の内面の経験を 誰か(自分)が認めてくれることを
必要としています。