倍数、約数、そして平面図形とつづきます。
まず、倍数と約数。
次のマンスリー範囲は「+1」「-1」の大切さを知ってもらうことが目標です。
「10ページから20ページまで読んでくださいと言われたときに、君は何ページ読むことになるのかな?」という植木算の発想は小6までずっとついてまわります。
そして、図形(応用問題)はノートに写してから解きましょう。
小4は「ゆっくりと深く」です。
5月の第二日曜日は、毎年、開成の運動会がある。
私は見に行ったことがないのだが(体育会系が苦手・・・)「日本一の運動会」と呼ばれている。
「運動会をみてからいくから、夕方からのレッスンに少し遅れる」と連絡があった。
遅刻してきた生徒が興奮した様子で「紫組が勝っていた!高いところからみたかったけど、でもね、警備のおじさんに注意されて、それから・・・」と話すので、最後まで見せてあげればよかったかなと思った。
大学生時代に開成出身の友人がいたので、運動会のことはなんとなく聞いたことがあった。いまどき珍しいバンカラな雰囲気の激しい運動会なのだそうだ。私の母校・渋谷教育学園渋谷は180度校風の違う都会の共学校だったから、負けて泣くほど悔しがるような熱気のある雰囲気の運動会など想像できないものだった。
開成の運動会、一度は見に行きたい。
(4、5年生は今しか動けるタイミングがないので、偏差値を気にせず、いろいろな学校に行ってください。)
SAPIX5年生の指導。マンスリーも終え、理解度の確認中。
先月は「旅人算」、今月は「点の移動」「量の変化」がメインだった。
とはいっても、もうすでにわたしの生徒は先取り学習でGW中には全て教え終えているから、応用問題を解くのが今月のテーマ。
私の塾にはいろいろな塾から生徒が来るが、特に「予習シリーズ」と比較しながらSAPIX生を教えると面白い。
SAPIX生が「速さ」に強い理由のひとつは、ダイアグラムを書く作業を徹底していることだと思う。
ダイアグラムを実際に書きなさいという指示のある問題は「予習シリーズ」では1問のみ。(もちろん先生の板書を写す機会は何度かあるだろうから、実際はもう少し書くのだろう。)
その一方で、SAPIXでは「ダイアグラム」(5年)の単元においては、13問。これは、デイリーサピックス・デイリーサポートだけの問題数。デイリーサポートは裏面もやるから、真面目にやっている子は約20問。これに加えて、授業前のデイリーチェックがはいるので、この1単元だけで「予習シリーズ」を使っている生徒の10倍以上は書いていると思う。
SAPIXの基礎学習はとにかく「しつこい」。
しかし、結果としてはダイアグラムに対する意識は、明らかに他塾生と違うものになってしまう。「速さ」の単元は、難関校ほどダイアグラムで解くとスムーズに答えにたどり着ける問題が多い。
受験生全般としてグラフに弱い生徒が多く、6年秋でも「状況図」しか書けない生徒がほとんどだが、直前期にダイアグラムを自力で書ける子は強い。この5年の時期にダイアグラムを手を動かして何度も何度も図を書かせるSAPIXの方針は正しい。
予習シリーズのほうが問題は洗練されているのだが、実戦の場面となるとやはりSAPIXカリキュラムは強い。この単元だけをみていても、もうしばらくSAPIXの位置は揺るがないなという気がしてしまう。
「思考力を育てる」とSAPIXは掲げているが、現実は逆。
解法パターンプラクティスがSAPIXの強さであって、単に勉強の「量」が桁違いなのだと思う。その結果として、あの合格実績だろう。
B問題の確認作業が終わりました。パズル的な感覚で数の性質を問う大問1、食塩水の問題(応用)の大問2、図形の回転移動の大問3。どれも力作です。駒東、渋幕、麻布あたりの傾向です。
A問題はいいとしても、難関狙いの場合は実力をためすB問題での結果が大切になると思います。
6年生のSAPIX教材は3年前に比べるとボリュームもはるかに多くなりましたし(3年前も当時は相当に多いと感じていましたが・・・)SAPIX特有のパターン練習にはまりすぎる子が多いので気をつけないといけません。
例えば、
1×2×3×4×5×・・・・×99×100の積の末尾に「0」はいくつあるか答えなさい。
入試では、定番中の定番です。
この時期の6年生なら皆「これくらい解けるよ。楽勝。」といいます。正解もできるのです。
「100÷5=20で、100÷25=4だから20+4=24 答えは24個でしょ?」
(すかさず、私からの突っ込み)
「なんで5で割って、その次に5の平方数でわっていく作業をするの?別に2でわったっていいじゃん?」
「・・・」
理由を聞かれると答えられません。これは完全に基礎力がない状態です。
理由がはっきりと答えられる子とそうではない子では雲泥の差がもうあるのです。
算数の問題を解くことが「作業」となっているようなパターン学習に偏っている子は、これから「考える算数」にしなければいけません。
昔からある有名な問題です。
『計算』(四谷大塚 6年上「第7回」より)
この問題はSAPIXでは教えられていましたが、以前の予習シリーズには載っていなかった問題です。
数学のアプローチがしにくい、受験算数ならでは問題です。
考え方がやや難しいので、下のPDFの問題を一度解かせてみてから、考えさせるとわかると思います。
こんなふうに物語風にアレンジすると生徒の目が明るくなって「やってみる!」といってガツガツと計算しはじめます。同じ問題なのですが・・・。
(答えは359歳です)
新版「四科のまとめ」が届いたので、「算数はどう変わったかな」とみていたが、ほぼというか全く同内容だった。
変わったのはモノクロがカラーになったこと。
そして単位表記のリットル(ℓ)がすべて大文字(L)になったことだけだったので、拍子抜けの感があった。
それでも、旧版の内容もコンパクトで教えやすかったので、「ベストチェック」と併用すれば基礎問題のパターン練習が十分にできるだろうと思う。
左が新版。
中学受験の定番中の定番なので、難関志望の生徒にとっては「全問解けて当たり前」という状態を夏前に作り出せるかどうかだと思う。中堅校や算数が苦手な子は、まず「ベストチェック」をやってから、力試しに好きな単元から手をつければいいのではないだろうか。力のある子でも、今年の1月時点で解けない問題がある生徒はいたので、手堅くやるべき問題集だと思う。
そして四谷大塚にお願い。隣の解説の問題はいらない気がするので、裏ページに類題をつけてほしい。SAPIXのような数値変えだけでもだいぶ演習量は確保できる。新・予習シリーズがあれだけの大改訂をしたのだから、もう少し演習量が欲しい。市販教材ではないが、早稲田アカデミーの新しくなった「バックアップテキスト」のほうが網羅系の問題集として圧倒的に優れていた。
東進ハイスクールのテレビCMでおなじみの今井宏先生とお話させて頂く機会を頂いた。
私は今井先生の14年前の教え子。「中学受験塾とは大変ですね~」と激励の言葉を頂き、「宇宙征服」(大胆不敵!)のサインを私が高校一年生時に使っていた先生の参考書に頂きました。
当時から英語好きだった私はスカイパーフェクTVの今井先生の授業を画面越しに受講。1つの文章につき10回の音読をしてスタンプ(最高で1つの英語長文につき250回の音読。写真のスタンプの数×10が音読数)という地道な作業をくりかえし、17歳ときに英検準1級に合格することができました。今も英語指導ができるのは、今井先生の力説された「音読学習」のおかげです。
超過密スケジュールのなか、お時間を頂いたことに感謝します。