大手塾の算数をみんな勘違いしています。 | 中学受験算数「やまもと算数・数学塾」

中学受験算数「やまもと算数・数学塾」

完全マンツーマン指導。JR御茶ノ水駅前にある算数・数学塾。

おもに低学年の保護者と話していて、各大手塾のイメージについて

「なんか話がかみあわないなあ」と感じます。

 

・・・あの~、SAPIXの算数って四谷大塚・新「予習シリーズ」や浜学園・希学園・グノーブルよりもずっと簡単ですからね。

そして、どの大手塾のテキストと比較しても、2023年秋現在、「基礎・基本を大切にした難関校を狙う生徒には最良のテキスト」です。

 

ここでランキング形式にします。

 

算数の難しい順(学習進度と問題の難易度)

 

第一位 浜学園 

関西の算数って、基本的に入試教科に社会がない分、算数がやたら難しいです。

「最レべ」をメルカリで落札してみてください。関東算数との難易度の差に驚きます。

 

第二位 四谷大塚・新「予習シリーズ」

東進ハイスクールを運営する株式会社ナガセが親会社になってから上からの圧力(?)によって、どんどん、どんどん難化して、いまの悪評高い新「予習シリーズ」が生まれました。

難関を狙うにはいいテキストです。

・・・があまりにも進度が早すぎる。つかう講師の腕次第。

 

第三位 グノーブル

SAPIXと同じ問題です。カリキュラムも同じです。SAPIXから独立した講師陣による塾なので当たり前ですが・・・。

数字の設定は変わります。ややSAPIXよりも計算の重たい問題や「この時期にこのレベルの問題やっても意味なくない?」という問題が多いです。市販されているG脳ワークアウトのシリーズはSAPIX生がつかうと同じ問題、同じカリキュラムなので力がつくかも。ただ、グノーブル生でこれを使っている生徒はあんまり見かけないんですよね。メルカリ・ヤフオクで大量に新品書き込みゼロの状態で出品されているところをみると、みなさん「消化不良」なのでしょうね。(いつものことながら私はグノーに厳しい💦)

 

第四位 希学園

こちらも関西系ということで、やはりキツい。浜学園から独立した講師によるテキスト。

講師レベルは高いですが、関東進出は失敗気味かな・・・。

 

第五位 SAPIX

全体として最高にバランスがよいと思います。

何よりもこの塾は模試作成のレベルが高い。作問技術が高い講師を厳選しているのでしょう。

わたしは、最難関・難関狙いならSAPIXオープンの偏差値を最も信頼しています。

実際に受かっていく受験生たちとブレがあまりない印象。

 

「早稲アカは?」という声が聞こえてきそうですが、(元社員としては)早稲アカって講師による裁量が大きいんですよね。だから、熱心な先生にあたれば、そのクラスにあった講師独自のプリントをつくって教室を盛り上げることもできますし、逆も然り・・・。(逆の方が多いけど💦)そして早稲アカのメインテキストは新予習シリーズですが、早稲アカ独自のサブテキスト「上位校の算数」(standard)を私はかなり高く評価しています。第3.5位という感じかなあ。

 

その他、日能研のことやエルカミノやジーニアスのこともいろいろ書きたいですが、授業プリント作成をしたいので

きょうはここまで。。。

 

おやつを貰うときは、両手をそろえるパピヨンくん