特捜部がどうしてそこにいて、何を考えていたのか、自分には依然として分からない。公安は自分を抹殺するために工作を行っていたので、何故抹殺しようと思っていたかは別のテーマになるが、そこにいた理由ははっきりしている。一方で、特捜部が何を求めていたのかは今でも分からない。

 

 確実とは言えないが、検察は途中から拷問に参加しなくなっている。少なくとも、えん罪を作ることは諦めているはずである。と言うことは、検察は自分を抹殺する理由を持っていなかったことになる。彼らが公安の偽情報に踊って、一緒に犯罪を作り出すようなことをしたのか、それとも検察組織の中に腐敗があり、公安と一緒になって自分を抹殺する必要を感じた人たちがいたのか、未だに自分には分からない。

 

当時は、特捜部がえん罪で叩かれていた頃でもあった。世の中には自分の件は知れ渡っていないが、次から次へと罪名を変えて特捜部が自分を追い込もうとしていたのは、一部では知れ渡っていた。

 

ただ、自分が調書にサインしないと決めていたことを知っていたため、彼らはえん罪を作れないことを理解していた。村木さんの裁判が長くなった理由は、保釈を受けるために調書にサインしたからであり、その脅しは当時において有効に機能していた。と言うよりも、その裁判過程の仕組みを知らない限り、その罠に嵌るようになっていた。

 

そして、特捜部の筋書き通りの調書にサインさせるためには、ずっと拷問を受け続けている中で、次から次へと罪名を変えて永遠と捜査を続け、圧迫を続けることで精神的に追い込むしかなく、それが実際に行われたことである。そもそも、その時点で彼らはこのシナリオ捜査が機能すると香港で吹聴していた。

 

良く分からないのは、どうして特捜部がそこまでやる必要があったかである。自分の理解では、特捜部は電波工作に深く関わっていないはずである。と言うのも、電波工作の中心にいたのはほぼ東大出身の公安畑の官僚であり、彼らが特捜部を信用するとは思えない。

 

一般的にどのように理解されているかは分からないが、本質的には公安のキャリア官僚の方がエリートであり、特捜部はエリートと言うよりも、優秀ではあるものの検察内部の出世コースに乗れない人たちが、出世よりも犯罪を摘発するために就くポジションである。

 

公安畑のエリート官僚は警察内部のほぼ同じようなバックグラウンドの集団すら信じていないのに、特捜部の検察官を信用するとは思えない。つまり、電波工作の存在を漏らすとは全く思えない。もちろん、今では電波工作が何かを知っているだろうが、2011年当時では理解していなかったはずである。

 

理解していないのであれば、どうして特捜部が執拗に自分を狙ったのかが分からない。それがプライドの結果なのか、偽情報に踊らされた結果なのか、それとも彼ら自身が電波操作されていたのか、何があったのかは知らないが、当時のえん罪の問題と組み合わさって、検察の捜査手法には多くの批判が集まった。

 

しかし、実際のところ、それは公安の組織犯罪の隠れ蓑にされていたように感じる。とは言え、実際に、特捜部が裁量的に過剰な権力行使をしているように、被害者である自分も感じていた。

 

 

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