私は2009年の秋に乳がんの治療を始めたので、
今年の秋で5年。
5年生存率って、5年経っても再発・転移しないで生きてる割合ではなくて
再発・転移してしんどい治療を受けながらグッタリして過ごしている人も、
5年と1日で亡くなった人も含まれる。
さらにもし、5年、再発も転移もしなかったならば、
それは「治った」こととして勘定されちゃう。
まあ色々な都合もあるとは思うけど、
当事者としてはそれじゃあまりに大雑把というか、腑に落ちないというか。
5年と1日で再発・転移が見つかった人だったら
どれくらい前からそれが進んできたのか。
私も今後、悪化してもしなくても、
とにかくギリギリでも、
死なずに5年経ったら、
自動的に「5年生存率」に加担することになるのかと思うと
うーん、
ややこしい気持ちになります。
早期発見なら治るというのは
さすがに最近ではあまり声高に言われなくなったような気がするけど、
一時期、そういう大きな流れがあったので
なんとなくイメージでそう思っている人も多そうで、
「治る」たぁ、随分と大きく出たもんだ、
5年生存率、10年生存率からしてこの程度だぜぇ?
となぜか口調が変わってますが、
言いたくなったりします。