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ここ最近一気に肌寒くなってきたからか、コーヒー豆の販売量がとても増えています。
寒くなるとコーヒーが飲みたくなる、なぜかこう思ってしまう人も少なくないのではないでしょうか。
日本におけるコーヒー文化は緑茶などに比べると歴史が浅いはずなのでとても不思議です。
それでは前回のブログの予告通り「炭焼き珈琲の話」の続きを。
本日は「飲みごたえがあるのにまろやか」という味の構造のなぜを解説します。

上のグラフは先日講習会にて南蛮屋の焙煎長である村松靖己氏よりいただいた資料より抜粋しました。
ガス火焙煎と炭火焙煎の最大の違いは「遠赤外線(*)」の有無にあります。
*遠赤外線とは…可視光線(目に見える光)とマイクロ波(電子レンジに使われる電磁波)の中間に存在し、細胞(主に水分)を振動させることによって物質を内部から温める効果がある
一般的に広く使用されているガスを熱源とする焙煎機の場合、コーヒー豆は表面から熱を加えられるのみのため、外部と内部では火通りに差が出やすくなります。
そのため、内部にしっかり熱を加えるという意味で焙煎温度を高めに設定する傾向となります。
表面からの加熱のみの場合、特に中煎り以上で起こりやすいのですが、コーヒー豆の内部をしっかりローストしようとすると表面側に火が入りすぎることがあります。
焼きすぎると酸味を始め、コーヒー豆が本来持っている成分が分解され、味に深みや厚みを持たせることができなくなります。
苦いコーヒーほどすっきりした印象になる、と感想をいだいている方もいるのではないでしょうか。
これはガス火焙煎特有の現象です。
また、これが行き過ぎると焦げ臭くなったり、苦みが後口にずっと残ることもあります。
炭火焙煎の場合はというと、「炭から発せられる熱」で表面を、「遠赤外線による熱」で内部を同時に加熱することができます。
そのためガス火よりも低い温度で焙煎したり、焙煎時間を短くすることもできます。
炭火焙煎は豆の表面と内部の火の入り具合を整えやすく、うまくすれば焼きすぎることも防げるため、成分の分解を促進することなく厚みのある味(いわゆるコク)を実現しやすくなります。
反面、コーヒー豆の内部に容易に熱が加わってしまうため、酸味が減りやすい傾向にもあります。
ガス火でイメージする「中煎り」と炭火焙煎での「中煎り」では、酸味の強さに明確な差が出てしまいます。
また、バルブのみで調整できるガス火焙煎とは違い炭は火力調整が非常に難しく、知識や技術如何で焙煎するたびに火通りが微妙に変わってしまうこともあります。
総括するとこのように。
【ガス火焙煎】
・メリット…比較的浅~中煎り向きであり、火加減の微調整がしやすいため焙煎の仕上がりが安定しやすい
・デメリット…中~深煎りにすると味の厚みが減りやすく、コクが失われやすい
【炭火焙煎】
・メリット…比較的中~深煎り向きであり、コクが残りやすい。また焦げづらいため余計な苦みが加わることが少ない。
これが冒頭の「飲みごたえがあるのにまろやか」につながります
・デメリット…火力調整が難しいため安定した焙煎には相当な技術力を要する。また浅煎りでも酸味が弱くなる傾向がある。
南蛮屋の焙煎に興味がわきましたら下のリンクもご覧くださいね。
↓
https://www.nanbanya.co.jp/baisenkoujou/

ちなみに炭火焙煎の最大のデメリットはコストの問題、つまり高品質の備長炭が高いこと
それに生産量自体も年々減っています。
ずっと続けてほしい焙煎方法なのですが、はたしていつまで続けられるのか…。
今回はちょっと真面目な話でした
最後に余談ですが、当店のゲイシャコーヒー販売に合わせるかのように、店の近所(日比谷駅近く、フレッシュネスバーガーがあったところ)に「ゲイシャ専門店」ができました。
その名も「ゲシャリーコーヒー」。
コーヒーのクオリティーでは負けてはいられないのですが、かくいう私もどんなコーヒーを出すのか興味津々。
飲んでみたらブログでレポしてみますね

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