大学生(とくに法学部生)は、激怒していいと思う。 | 向原総合法律事務所/福岡の家電弁護士のブログ

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日常の法律問題や、弁護士業界のネタ、その他をつらつらと書こうと思います。

昨今の法曹養成制度のドタバタ&デタラメぶりについては、もはや、大学生、なかんずく法学部生が、激怒していいレベルだと思います。

平成16年から23年の間で計693億円もの血税が、法科大学院にブチ込まれました。

その結果、
1 法曹(なかんずく弁護士)の大多数が、就職すらできない・就職しても将来的に食っていけない可能性が出てきた
 こういうと
 「司法試験通ったからって食えると思うんじゃねーよ」※
という反論が出てきます。
 が、食えない資格のために青春の時間とカネを費やそうという奴は滅多といません。
 つまり、法学部生にとって希望あるべき進路が、一つ失われたわけです。
 法曹を目指すことのリスクは、かねてこのブログ でも取り上げたとおりです。
 これから目指そうという人たちにこんな絶望的なことを言いたくはありませんが、真実は伝えるべきだとは思っています。
※ この手の反論をするのは
  ・法科大学院マンセーするあまり、司法試験合格者数を増やせば法科大学院の人気が回復すると勘違いしている    一部の学者
  ・そうした学者たちを中心に運営されている法科大学院に何らかの利益供与を受けている陣営
  ・愉快犯
  しかいないと思っています。
  要するに彼らは「市民全体が※のように考えている」かのようにいうけれど、絶対にあり得ません。
  日頃、弁護士として真摯な仕事をしている限りにおいては、その程度のリスペクトをしていただける程度の仕事をしなきゃならないと思っていて、それが良い意味でのプレッシャーになっているし、そしてそのことを依頼者の方も理解してくださっているからこそ、依頼して頂いているのだろうし、最終的に、いい仕事ができる原動力になっているのだと思っています。
  ※のようにいう人は、そもそも相手を見下しているのであり、そのような状態ではおよそ人と信頼関係を築くことは困難だと考えられます。学者が本気で※のようなことを言っているのだとすれば、それは、彼らが、人との信頼関係を築けるに値するような仕事をした経験がないからかもしれませんね。

2 おかげで、法学部の値打ちまで下がった。
→東大法学部の定員割れにつながった=優秀層に見限られたということです

3 教授が法科大学院に接収され、法学部における教育の希釈化を招いた。
 (法科大学院の教員と、法学部の教員は、兼任禁止が建前)

4 予備校の衰退を招いた。
=法律的な思考を磨くための場所が法科大学院によってブチ壊された。
 予備校は、依存しすぎてはダメなものの、法学の基礎を教えるノウハウを持っていたのもまた事実です。
 法科大学院が、「未修が原則。ゼロからの人、他学部出身者、社会人、どんどん集まれ!」とやっていたので、てっきり法科大学院が、こうした人たちに対し、予備校の代替、否、予備校とはまったく違うもっとハイレベルな形で法学の基礎を教える機能を持っているのかとおもいきや、実態はまったくお粗末なものでした。
 一方で、法科大学院は、大学構内に一日拘束されるものの、授業は飛び石的に行われるにすぎず、よって、予備校に通う時間を取ることはなかなか難しい。
 このような、大学の都合だけで組まれた飛び石的授業による終日拘束が、予備校の衰退を招いたといえます。
 一日拘束された挙句が「お粗末」様では、学生としてはやっておれません。まして、奨学金という名の借金までさせられているのに、です。
 このような観点から、法科大学院は、現代の焚書坑儒といってよいレベルだと思います。




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