弁護士激増論者が、弁護士の職域を拡大しろとか言ってるけど、弁護士ができるメニューは法律の範囲内なのに、解雇規制を緩和するとか、むしろやれることが減らされつつあると思うのは僕だけでしょうか。
だから、弁護士激増論者からすれば、従来型事件にこだわるな、違う方向でやれ、ということなのかもしれないですが、それなら、法律ってなあに？弁護士ってなあに？何を弁護するの？ってことですよね。そもそも、その割には具体的な行き先はなーんにも出てこない。口先だけなんですね。
一方で、弁護士激増論者は、「弁護士は社会のあらゆる問題を解決する」といいます。
いやいやいや、僕達神様でも魔法使いでもないのでｗ
「あらゆる問題」の解決は無理です。
弁護士固有の問題の解決アイテムである法律や基本的な調査手段さえ、弱体化させられようとしているのに。
それで「あらゆる問題」もへったくれもございませんわ。
「リフォームで家族の問題を解決します」以上に、話が飛躍しすぎてて、ついていけないです。
（この番組は大好きですが）
機会があれば、弁護士激増論者に
「あなたは、弁護士ってのは、どういう仕事だと思ってんの？」
と、小一時間問い詰めたいと思います。
責め立てるんじゃなくて、純粋に、どうお考えなのかと。
そして、そのお考えを実現するために、その御方の頭の中には必ずあるはずのロードマップとタスクリストを具体的に提示していただきたいなと思います。
それがないのなら、黙っておいていただきたいものです。