海外から戻ってくるときの注意~運び屋にされないために | 向原総合法律事務所/福岡の家電弁護士のブログ

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覚醒剤、知らずに「運び屋」… 密輸事件に相次ぐ「無罪」(産経新聞) - Y!ニュース

結構この手の事件は多いです。
私も、実際に何度か経験しています。

逆に言えば、海外から戻ってくる人は、
・知人であろうと、人から絶対に荷物を預からない、おみやげももらわない(失礼かもしれんが)
・スーツケースを新調してあげるとか言われても、絶対に拒否する
 (この手の事件は、ほぼ例外なく、スーツケースを供与されている)
・人にスーツケースをいじらせない(特に帰国直前)
・空港で、一緒に帰国する人以外にスーツケースを預けない、見てもらわない
 それが仮に海外にそのまま留まる友人・知人・恋人だったとしても、です。
・みてもらうにしても、厳重にロックすること
・第三者が触れる機会のないままに、空港手荷物に預けること
・名目の如何を問わず、渡航費用を絶対に受け取らない(運び賃と認定されるきっかけになったりする)
をしておくことが肝要だと思います。

以上、パッと思いつく限りですが、荷物の中から薬物が見つかって逮捕されたとしても、公判で有罪認定されないようにする(もっといえば不起訴で済む可能性を高める)ための防御策でした。