【裁判員裁判反対シリーズ】被告人の服装が関係あってはならないはず。 | 向原総合法律事務所/福岡の家電弁護士のブログ

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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120411-00000050-mai-soci

こんなことが話題になること自体、裁判員裁判には問題がある
ということです。

裁判は、事実の存否を、証拠をもって判断する手続きです。

「私の視点、私の感覚」とか言われていますが(違ってるかな?)
被告人の服装とか、そういうところで決めるべきものではあり
ません。弁論の全趣旨という言葉がありますが、判断者の気分
で決めていいという意味ではありません。

実際には、さすがにそういうところでは決めないでしょうが、
そういうところを含めての「印象」が取り沙汰されることがあ
っては絶対にならないはずで、そういう危惧が少しでもあるの
なら、そんな制度は即刻廃止するべきだと思うのです。

被告人の服装が取り沙汰されるということは、裁判員裁判には
そのような危惧が多少なりともあるということ。

私が、裁判員裁判に強く反対する一つの理由です。