睡眠時無呼吸症候群を自然改善するための非常識健康習慣 -2ページ目

無呼吸症候群のタイプと原因

無呼吸症候群には
以下の3つのタイプがあります。

■閉塞型無呼吸症候群(OSAS)

寝ているときに、いろんな理由で気道が
ふさがれてしまうことにより無呼吸になるタイプ。
(呼吸自体はしようとしている)


■中枢型睡眠時無呼吸症候群(CSAS)

寝ているときに、なんらかの原因により
呼吸停止して無呼吸状態になるタイプ。
(呼吸自体が止まってしまう)


■混合型睡眠時無呼吸症候群

上記2つの特徴をあわせもったタイプ。



ほとんどのSAS患者は閉塞型で、
中枢型は全体の10%いるかいないか
くらいといわれています。

閉塞型は

・肥満により脂肪がつきまくっている
・扁桃組織が腫れやすい
・鼻づまりしやすい
・舌が落ち込む

などが直接的な要因。


中枢型については

・なんらかの原因により呼吸指令が止まる
・脳や心臓に病気をかかえている人がかかりやすい

と考えられています。

これ以上詳しいことはあまり興味がないというか
必要性を感じないので、ここでは省略します。
(難しい説明は専門家にお任せ)


まぁ要するに
無呼吸症候群という病気の原因は

「肥満でノドがふさがって起こる」

などという単純なものではなく、
いろんな要因があって発生する可能性が
ある、ということですね。

ダイエットすりゃ治る、とか言いきってしまう
無責任なお医者さんも中にはいるようですが
鵜呑みにしないようにしましょう。

改善されることも確かにありますが、
下手なダイエットをすると逆に悪化する
こともあるので注意してください。



ちなみに現代医療のアプローチだと、
この「いろんな要因」とか「なんらかの原因」に対して
それぞれに別々に対処しようとします。

呼吸が止まるなら
人工的に呼吸させちゃおうとか。

気道がふさがるならふさがらないように
固定しようとか。

扁桃が腫れぼったいなら、
いっそ摘出しちゃうとか。

のどちんこが呼吸の邪魔になるなら
チョン切っちゃおうとか。

心臓に異常があるなら薬で安定させようとか。

ありきたりな生活習慣の指導をしてみるとか。


・・・・・


別にそういう対処法(対症療法)が
あること自体はいいことなのですが、

さもそういう方法しかないような言い方を
されるのが、個人的には腑に落ちません。

対症療法はあくまで対症療法。

根本改善にはつながらないということを
ぜひ認識しておいて欲しいと思います。


お手軽な治療方法ばかりを
探し求めていてはいけません。

根本的に改善するには、
自分自身で健康体を手に入れるための
努力をすることが絶対に必要です。


逆に、それさえ徹底できれば
どのようなタイプでも関係なく改善できると
個人的には思っています。

難しそうな医学的情報にふりまわされて
本当の改善方法を見失わないように
注意しましょう。