毎年、3月中頃から4月の20日頃までの約ひと月間の月曜日、
私は早朝4時に家を出て最寄りの駅の小田急線の始発に乗って芦ノ湖に向かう。
なぜなら、3月4月は沢山のマス類が芦ノ湖に放流されるからだ。
ちなみにニジマスは梅雨のある本州では一部を除いて自然繁殖しない。気温が上がり孵化せず更に雨で流されてしまうかららしい。だから梅雨が無く寒冷な北海道でのみ自然繁殖出来るのだそうだ。だから放流しないと魚が居なくなってしまうのだ。
鈍行で伊勢原まで行って急行小田原行に乗る。でも、小田急線の急行ってマジで各駅と変わらない!めっちゃ駅停まる!
小田原から乗り換えで箱根湯本まで。
片道だけで修行のようだ。目的地に着くまでひたすら忍耐。でも、心はめっちゃワクワクしているのだ。
箱根湯本のバス停で7時10分の桃源台行きを乗る頃にキム・オジュンの겸손은 힘들다がちょうど始まる。箱根の風景を観ながら김어준의 생각を聴く、ああ、オレってなんて文化的?!とバスに酔わずに自分に酔う。
午前8時前頃に芦ノ湖湖尻桃源台に到着。そこから歩いて行き付けのボート小屋に向かう。
今世間はルアーブーム!
私の周りも殆どルアー。SNSの釣り動画でもルアー全盛!ルアーでめっちゃ釣ってる!けど、
しかし、経験上、多分下手だからなのかも知れないけど、ルアー釣れね〜!全く釣れね〜!ルアーって本当に釣れるのか?って思うくらい釣れね〜!ほんと、マジ釣れね〜!釣ったことね〜!
ある日、ボート屋のおじさんがエサなら釣れるよ、と。
もうね、その言葉にすがったよ、ボート屋のおじさんの言葉が暗い暗雲からまさに一筋の光となってが指してきたよ、まさに、これこそ啓示!
ボート屋のおじさんが大天使ガブリエルに見えたよ!もうね、膝まづいて聞いたよ、マジで、モハメッドの心境ってきっとこんな感じだったんだろう、きっと。
ぶどう虫と発泡スチロール!
オモリの先にハリスと針、餌を付ける前に小さくちぎった発泡スチロールを針刺してぶどう虫を付ける。発泡スチロールの浮力で水中で餌が浮くようにする、餌が浮かないとニジマスは食わない!おじさんの啓示を有り難く聞く。
もうね、あれだけ釣れなかったのがウソのように釣れるではないか?!まさに入れ食い。
神話ってこういう事を思いっきり盛って始まるのかしら。
それ以来、春の芦ノ湖は私の年中行事になった、ていうか、もはや재사祭事。毎年、ボート小屋のおじさんに졸しに行くみたいな。
でもね、そんなに甘くはないの人生は、基本、午前中しか釣れない。あと、水温10℃から13℃くらいまで、もうね、シーズン中は毎日水温チェックしてる。結構みなさん、水温15℃までゴールデンウィークまで行けると言うが、私の経験上5月になると水温が上がってかなり厳しい。



