映画「1987」 | ヨンさまブログ

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とある焼肉屋のおやじです。

ようやく観れた韓国映画「1987」。

ソウル大学生拷問致死事件を端に発して6月民主抗争から大統領直接選挙制を勝ち取るまでの過程を当時の録画や淡い恋等を織り交ぜながら描いた映画。

もうね、必見です!
デモ中に催涙弾を後頭部に受けて犠牲になった実在のイ.ハニョル君を演じたカン・ドンウォンが、もうね、
相方のストロベリー様と一緒に観たんだけど、こんな息子がいたらどうする?って、
こんな息子がいたら親冥利に尽きるけど、ヒロインみたいにやっぱり「危ないから行くな!」って止めるよな、とか、「より良い社会のために行って来い」って言えるだろうか?言えねー!
とか、常に自問自答してたワケなんです、そんな自問自答で答えがまだ出ないうちにカン・ドンウォンが催涙弾に被弾した時はまるで自分の息子がそうなったみたいで夫婦で涙が止まらず本当に困ったものでした。

(今日も長いぜ!)
1987年と言えば韓国で民主化宣言の後の12月の大統領選挙の直前の11月に大韓航空機爆破事件が起こった年、その翌年に팔팔ソウルオリンピック、 そしてその翌年の1989年にあの韓国の女子大生「統一の花」イムスギョンが平壌に行ったそんな時代。
こうして時系列で見るとカール機爆破事件は全斗煥、盧泰愚にとって都合良すぎくね?
この事件で民主派に傾きかけた大統領選挙の空気が一気に元軍事政権派に傾いたし、そもそも大韓航空機爆破事件を起こしたところで朝鮮民主主義人民共和国にはなんのメリットも無くね?と思うのはわたしだけでしょうか?

当時딱치고 욱 バン!してウッ、は韓国で流行語になったとキムオジュンさんがラジオで言ってました。
ただやはり1つ残念なのが北出身の悪徳所長の北訛りとされているヘンテコリンな朝鮮語、と、元々家系が地主だった為に家族全員が社会主義政権によって虐殺されたと本人が映画の中で語った事。
解放後の北朝鮮臨時政府が地主や教会、日帝協力者の財産を没収したのは事実。でも目的は国有化して貧しかった人民の生計が立つように利用する事で、(だから西側の金持ち達は共産主義を目の敵にするんじゃないの?取られたくないから分配したくないから欲張りだから)その後に虐殺しまくったと言うのはマジで信じ難い、南で軍事政権が異を唱える人民達を虐殺したからって北も同じ事をするはずだって発想がどうかしてると思うのは私だけでしょうか?
敵対している元帝国主義列強である「西側」だけの一方的報道だけを鵜呑みにしてる我々こそ洗脳されてるんじゃね?
と思わずにはおれないのはわたしだけ?

力道山の娘さんのインタビューです。
おそらく出身はハムギョン南道と言う地方出身だと思いますが韓ドラみたいな変な朝鮮語全く使いませんねぇ、新潟の帰国船の中で1度会ったそうです。国交がないので船の外には出れないから。

ちなみに対共治安本部の所長が血眼になって追っていた民主化運動家のパクチョンウンは後に自由韓国党の前身のハンナラ党に入党してニューライトに変節した残念な人って言うのがやるせない。

そんな自由韓国党から見たら私はきっと뺄갱이(アカ)なのでしょうね。
党名に「自由」が付く党は気を付けろ!
絶対に自由を奪ってくるから!

でも、不思議なのは韓国サッカーナショナルチームのユニフォームが真っ赤なのは何故でしょうか?
誰もペルゲンイって呼ばないけど、

アンニョ〜ン!