でもほとんどは常識のあるマナーの良い客ばかりだ。
しかしたまに本当に本当に「オマエ、来んなよ!」って奴がいる。
そいつは40代半ば頃でいつも黒の革ジャンにジーンズという出で立ちで必ず土日のピーク時に一人で来る。
初めて来店したその日、
大学生のアルバイトがドリンクオーダーを取りに行くと
「ビールは何?」
「アサヒスーパードライです」
「チッ、アサヒかよ最悪だな、しょうがねーな、じゃそれでいいや」
「生とビンがございますけど」
「ビンに決まってんだろ」
(もうね、決まってんの?ビンって決まってんの?そんなルールがあるの?おまえ死ねー!!)
もうね、この時点で、あ〜今日はチェースねぇ、って思うワケ、
※チェース=運とか神様の思し召しとか持って生まれた星の下とかの意味の韓国語。
アルバイトがビールを持っていくと
「オイ、速く火、点けろよ、鉄板が熱くならねえだろ」
(なんだオメ!!死ね〜!!)
注文のカルビを持っていくと
「なんだ塩じゃねーのかよ」
(塩で欲しけりゃ始めにそう言えよ!死ねー!!)
注文の品を持っていく度に首を傾げながら文句を言う。
そしてチャンジャが気に入らなかったのか残したチャンジャをわざわざビールグラスの中に捨てて店を後にした。
まずかったらそのまま残せばいいじゃん!わざわざグラスの中に入れる?!
「革ジャン糞野郎」と言う四股名がついたのは言うまでもない。
「革ジャン糞野郎」はその後4回も来店して現在に至るが来る度に態度がクソ野郎だ。
チャンジャとコムタンクッパを毎回メッチャ残すのに毎回必ず注文する!
全く意味不明!
もうね、
なんで〜?!いつも文句ばっかり言ってるんだから来なきゃいいじゃん?!
アサヒしか無いんだから来なきゃいいじゃん?!
てゆーか、
なんで来んだよ?!
来てんじゃねーよ!!
マジで이가깔리고 치가떨리는 절천지원쑤!(不倶戴天の仇!)
そいつが店のドアに手をかける度にアルバイトが私に言う
「マスター!クソ野郎が来ました!」
もうね、全客席がズビドゥバ〜!!と我々に向かって振り向くではないか!
食べ物屋で「糞野郎」って、、、
「革ジャン糞野郎」が来る度に頭に流れる曲「海岸砲兵の歌」
あなたならどうする?
今日あたり来そう、、、
끝