私は父親二等兵 | ヨンさまブログ

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とある焼肉屋のおやじです。

もしも、この世の中に「全国父親選手権大会」とか「アッパ中央大会(約して아중)」とかあったとしたら私は万年地方大会の初戦落ちだろうなぁ、てゆーか、エントリーさえもかなわない、と思う今日このごろ。

「今年の選抜は関根勤と所ジョージ(日本の理想の父親上位)が優勝候補だけど在日のあのなんとか山の人、地元大阪では無敵で在日コミュニティでは全国から応援が来るから優勝を争うんじゃない?」
とか

「でも、夏の大会はやっぱり第3ウリハッキョのナングンミンと評判のあのアッパじゃない?長男は今年から中級部に入ったし、そもそも朝鮮学校に子供を通わせ続けるという事自体、親として相当の覚悟と根性がいるだけに、接戦になったら負けないんじゃね?」
とか、素晴らしい父親像が私の周囲にもいるわけなんです。
おそらく彼らは「ミスターダディーユニバース」でも上位を狙えると思うワケなんです。

え?朝鮮学校の保護者は日本の大会に出場資格無しだって?!

今の日本ならあり得る、、、

私がなんでこんな事を書いているかと言うと、
私にはいま中3の娘がいるわけなんです、
朝は私が寝ているし、店が終わって帰宅すると当然娘が寝ている、
コミュニケーションを取れないわけなんです、

帰宅して必ず娘の寝顔を見る私、
もうね、赤ちゃんの時から顔が変わっていない、そんな복실복실ポッシルポッシル(ポチャポチャ)した娘のホッペタをつまんだり撫でたりするのが私の至福の時だったわけなんです、が、
その様子を見た相方のストロベリーちゃんに死ぬかと思うほど罵倒されたわけなんです、
彼女が言うには
私の娘とのコミュニケーションのとり方が歪んで屈折していて、これ以上この状態を見過すことは出来ない、この状態を看過すると将来成長した娘が「私は父親に性的に虐待されていました」とカミングアウトもしかねない!と、
日本の税関の朝鮮学校の生徒や朝鮮代表選手に対する扱いに匹敵するほどの酷い仕打ちを受けたわけなんです。

そんなある日、
近所の本屋の棚に「思春期の子供との正しい接し方」みたいな本があったので手に取って見たわけなんです。

子供は親の所有物ではありません、子供の意思を尊重しましょう。

スキンシップ
欧米では父娘間でハグやキスをするからと言って貴方がそれをするのはちょっと待った!
貴方は娘の母親、つまり貴方の相方にも子供たちの前でハグやキスをしますか?
自分のパートナーにしないスキンシップを娘に対して行う事はとても「気持ち悪い」こと以外の何物でもありません、間違い無く娘は貴方のことをとても「気持ち悪い」と思っているはずです。

もうね、ここまで読んでジャイアンツにメッタ打ちされてマウンド上にうずくまる阪神タイガースのピッチャーの様に、本屋でヒザから崩れ落ちるわたし。
以来、娘の寝顔を見るだけにしている、が、最近はホッペタを撫でたい禁断症状が日々激しく襲ってくる、矢吹ジョーとの対戦を控えた厳しい減量中に「水〜!水〜!」と禁断症状がでた力石の気持がよくわかる気がする。

しかし、なんですなぁ
むかし、「サウンド・オブ・ミュージック」という映画でクリストファー プラマー扮する父親のトラップ大佐(トランプじゃねーよ)を見た時は衝撃だったよ、マジで、
マントルピースのある居間でギター弾きながらエーデルワイスを歌って6人のチルドレン達がうっとりする、
毎日新聞紙拡げてストーブで焼いた干し明太をヤンニョムにつけて齧りながらビール飲んで「うぃーっ」とかやってるうちの父親とのギャップに愕然としたものである。

父親歴20年、今のところ昇進の見込み全く無しであります、敬礼!


トラップ大佐と革命歌劇「ピパダ」のウルナミのアッパが世界で1番かっこいい父親像だと私は信じて疑わない、

目指せトラップ大佐!無理!!

アンニョ〜ン!