朝鮮大学校グラフィティ〜新入生公演の続き | ヨンさまブログ

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とある焼肉屋のおやじです。

舞台の左半分に照明があたる。

悪徳資本家達が3人の朝大売店関係者達に日清カップヌードルの10円値上げを暴力をチラつかせながら迫る。

3人の朝大売店関係者の中央には黒い軍服を着てチョビ髭を生やしたリ ワニョン(大韓帝国を日本に植民地として売り渡した乙支五賊のリーダー、韓国ではイ ワニョン)そっくりな全権売店責任者。

悪徳資本家の暴力を背景にした威嚇についに屈し値上げの書面に大きなハンコをまさに押そうとするその時、両サイドの売店スタッフが「아니되요!아니되여!」(なりませぬ‼️なりませぬ〜‼️それだけはなりませぬ〜‼️)と泣訴するが、その2人は悪徳資本家の앞잡이(手先き)によって外に連行されてしまい、ついに印鑑は押されてしまうのである。
印鑑の押される瞬間の効果音が朝鮮映画「帰らぬ密使」の乙支条約(第2次韓日条約)にリ ワニョンが判を押す時のシーンをまさに彷彿とさせるのだ。

判が押された直後、
舞台の右半分に照明が当たり白いチマチョゴリの民族衣装を着た女学生達が一斉に地べたを大きく叩きながら「アイゴー!アイゴー!」と慟哭するのだ。

場面が変わりニュースキャスターが登場し
「今日ついに朝大民衆の反対にも関わらず売店のカップヌードルの10円の値上げが決定しました、今後は自動販売機のグーテンバーガーの価格闘争に焦点が集まる模様です」で幕が降りるのだ。

この寸劇の洗練されたアイディアは朝鮮、韓国、日本の歴史を知り父祖の国の朝鮮語を学んだ民族教育の賜物以外の何者でもない。


歴史地理学部新入生のこの出し物は会場を大いに沸かせた。
その新入生の中には後の朝鮮民主主義人民共和国サッカーナショナルチーム代表で日本で行われた1986年メキシコワールドカップ予選の対日本戦で先制ゴールを決めたあの彼もいたのだ。

近代朝鮮の改革運動だった甲午農民運動を鎮圧し農民を虐殺し返す刀で朝鮮侵略を目的とし朝鮮半島を戦場にした日清戦争の勝利を記念して命名された「日清製粉」のカップヌードルが選ばれたのはただの偶然なのか?

いろいろな制約の中で学生生活を営む朝大生のユーモア感覚はキリのように研ぎ澄まされているのだ。

※なにぶん30年以上も前の事の回想なので混同や勘違いもあると思いますがそこは甘〜く見てください。

ちょっとした記憶違いを指摘して「だから信用できない!」と全体を否定するのは過去を反省しないどこかのファシストの国のメディアと同じですから!