両国国歌吹奏に先立ち起立を促す場内アナウンス。
先に朝鮮民主主義人民共和国国歌「愛国歌」の旋律が耳を撫でる。
朝に輝けこの山河
金銀の資源に満ち溢れ
三千里美しいわが祖国
半万年の古き歴史に
燦爛たる文化の中で育った
叡智に満ちた人民のこの栄光
身も心も全てこの朝鮮に
永遠に捧げん
もうね、雰囲気が盛り上がらないワケがないんです、
続いて大韓民国国歌「愛国歌」の吹奏
南北共に国歌の曲名が「愛国歌」。
韓国代表は全員が肩を組んで「愛国歌」を歌う、気合い充分だ。
東海と白頭山が乾き果て磨り減るまで
神が守りたもうわが祖国万歳
ムクゲ三千里華麗な山河
大韓の人 大韓を永遠に保全せよ
レイシズム全盛の日本で父祖のルーツの国の国歌をしかも分断されて2つある国歌を聴くと流石にグッと来る、一体どっち応援すりゃいいの?!みたいな。
しかも南北どちらも曲がいい。
図らずも2つの「愛国歌」が言いたい事は(北の2番、南の2番3番4番の歌詞をまとめると、双方の歌詞に白頭山が出てくる)美しい祖国を永遠に守る為皆さん忠節を尽くしましょうって結局は意味が全く同じじゃん!つーか世界の国歌がみんなそーか!でも「君が代」は違うぞ?とか感慨にしたってる内についにキックオフ。
ゲームの方はスピード、フィジカル、空中戦いずれも北が南を圧倒し1ー0で朝鮮の勝利。
両チームで1番の小兵の朝鮮の11番の驚異的なスタミナ、前後半を通じて走りまくりそれが相手へのプレスとなって韓国チームのミスを誘う小さな巨人。
印象的だったのは後半、朝鮮選手が倒された時。
直後の韓国選手の言動に朝鮮選手達がグッと詰め寄ると韓国選手達も受けて立つ姿勢を見せゲームが一気に緊迫する。
素破(すわ)!乱闘か!
(朝鮮女子代表チームは過去にやってる)
お互い思いっきり言葉が通じるからなあ、
余計な一言でも言ったのかなあ?
「좀 착하게해라 싸가지없이」とか或いはCーwordとかつい言っちゃったのかなあ?
とか想像するとちょっと楽しい。
応援中ストロベリーちゃんがスティックバルーンを打つたびに私の頭が強打されるのはいったい?
気持ちはわかる、でも攻めている時に
「カラカラカラカラ!」(行け!の直訳)はどうなの?
韓国人の友人に聞いたら韓国では
「달려 달려!」(走れ!走れ!)と言うらしい、カラカラカラというとどんだけKARA?と爆笑されましたけど、、、
ちなみにエルファTVでサッカー女子選手のインタビューを見てたら練習の事をみんな훈련訓練と言っていて련습とは言わ無いようだ。
韓ドラ「恋のゴールドメダル」でもはっきりくっきり훈련とポッチュが言っておりました。
どうやらピアノのレッスンとかは련습,연습と言うらしいけどダンスとかはどうなんでしょう?
どなたかおわかりの方お便りお待ちしております。
めんどくさいオヤジですみません!
意思の疎通が失敗しパスミスをした後輩に物凄い形相で「こっちだろ!こっちに出せよ!」と身振り手振りで死ぬ程怒る朝鮮選手に思わず人間味を感じたのは私だけでは無いはず。
先制点が決まるや朝鮮側ベンチ全員が総立ちで飛び上がって喜ぶ姿に泣きそうになるよマジで。
ホイッスルが鳴ってサポーター席に挨拶に来る朝鮮女子イレブン。
両手を一杯に広げて手を振る姿から彼女達が心からサポーターに感謝してる気持ちがビンビン伝わってくる。
こっちも手を振って応える。
向こうをみると韓国サポーターに韓国チームが挨拶に行っている。
もしも韓国チームがこっちに来たら100%朝鮮サポーター達は思いっきり韓国女子チームを祝福しただろうし何ならハグだってしてたよ絶対、아이고 예쁜 우리애들아!잘했소!とか言いながら頬とか撫でてたよ絶対。
後日、韓国男子代表チームがゲーム終了後朝鮮サポーター席に向かって手を振ったという記事を読んだ時は朝から泣いたよ。
※この試合は私は韓国を応援していました、なぜなら韓国チームの方が日本チームにとって手強いから。
次のゲームでレイシズムは絶対に勝てないという事を頭にうじの湧いた日本サッカー協会の面々に証明してほしいよ、マジで。
以前の「北チョー」発言といい最早「恥ずかしい事」という事を感じなくなってしまった日本のスポーツ関係者。
レイシスト達に是非鉄槌を喰らわせて目を覚まさせてほしいものです。
母さん
あの北京オリンピックの時の
ナデシコJAPANが掲げた「北京ありがとう」のプラカードはどこに行ってしまったんでしょうね?
あれはとても気に入ってたプラカードでしたよ、高潔な精神性に胸を打たれましたよ、もう捨ててしまったんでしょうか、、、