高3の次男とスンテがピョンヤンのチャンガンサンホテルのチュンオモニの話で盛り上がっている。
生徒達が滞在するホテルには概ね2人1組体制でこまごまと世話をしてくれるその階担当の女性がいる。生徒達の下着の洗濯まで強制的に行うのだ。
30数年前には私もそんなチュンオモニ達に世話になったものだ、が、しかし、勤勉で責任感の強いチュンオモニは他の人のと間違え無いようにと私のパンツに영(ヨン)のネームを丁寧に刺繍されたのには閉口したものである。
全てのパンツに幼稚園児のようにヨンの名前が刺繍されたのだ。
もしもこのネームタグ入りパンツを彼女にでも見られた日にゃ、あんた、マザコンと勘違いされますから!
そんな彼女達を子供達は親愛の情を籠めてチュンオモニと呼ぶのである。
夜食用でダンボール1ケース分の辛ラーメンカップを持ち込んだスンテ、
ある日、はて?と思って数えてみる、
あれ?オレそんなに食ったっけ?
翌日も数えてみる、
確実に1つ減っている、
その翌日も1つ減っている、
どうやら友達が食べたのでは無さそうだ、
とすると、いや、まさか、いや、でも、
ま、カップ麺の1つや2つどうでも良いんだけど、
とは言え、とても気になる、、、
いよいよピョンヤン滞在最終日、
ひと月以上に渡ってお世話になったホテルのスタッフともお別れ、
多くの生徒達が、ホテルのスタッフ達が泣きながら別れを惜しんでいる。
観光バスの窓を開け
さようなら!元気でね!
統一したらきっとまた会いに来るから僕達の事忘れ無いでね!
잘 있으라! 다시만나요!
안녕히 다시만나요!
もはや눈물바다(涙の海)状態、
そしてスンテが泣きながらチュンオモニに叫ぶ、
어머니〜‼️신라면 맛잇었어요?!
オモニ〜辛ラーメン美味しかったですか?!
맛있었어 승태야‼️잘먹었어‼️
안녕히 잘가거라‼️
美味しかったよ‼️
体に気をつけるんだよ‼️
やっぱりオマエか〜‼️‼️‼️‼️
スンテの涙は止まらない。