「え」
やはり今回も私に拒否権は無いみたいだ
「神戸からもみんな来るなら、こんな機会ないからオレも行こうか?」
「別にアッパ来なくていい、ずっとくっつかれると疲れるから、それに遊びにいくんちゃうし」
「そこまで言うのね」
でもお葬式と言うのは悲しい儀式ではあるけれど故人が生きている我々の為に普段疎遠になっている親類、友人達がまた再開し安否を確認し喜びあう機会を与えてくれた最後の恩恵だと私は信じるわけなんです。
12時30分羽田発大韓航空ソウル行き
済州島直行便最早無し!
もうね、
「ヨン様大冒険」の始まり始まり
無謀、綱渡り、「24」のキーファー サザーランドみたいになってるし
朝一番に起きて親戚に喪服を借りて荷造りしてその足で韓国領事館へ一直線!
電車の自動券売機が、これがまたノンビリしてるんだ、
「領収書のいる方は〜」という機会音
もうね、領収書どうでもいいから早くキップくれよ‼️
生まれて初めて券売機に殺意を抱いた。
最悪でも10時には領事館出ろという指令、
9時に領事館に着く。
そして百戦百勝の鋼鉄の領袖スギ姉さんのお言葉を思い出す
※スギ姉さん
わたしよりうんと歳下だけど福祉や女性とマイノリティーの人権問題に造詣が深く彼女の厳しい指導による「セクハラリハビリテーション」で真人間性を取り戻したオヤジは後を絶たない、ので敬意を込めて「姉さん」と呼んでいる)
10数年前、
臨パス申請で揉めた挙句にブチ切れた彼女は横柄な領事に面と向かって
「いいがげんに在日を苛めるの止めなさいよ‼️このアメリカの傀儡領事め‼️あんたがサインするだけなんでしょ?いつまでそんな権威主義を楽しんでるのよ?」
領事館職員全員の動きを止めた彼女はそう言って強引に「臨パス」を強奪した。
しかし翌日にはしっかり菓子折りを持って「私は間違ってはいない、でも、昨日は言い過ぎた」と歩み寄りの姿勢も見せている。当の領事は不在ということであったが。
もうね、
前回は大事を取って日本語で手続きしたワケなんですが、
今回は韓国語で攻める、
更新手続きの翌日、速攻で子供達3人の朝鮮学校歴を確認されて戦慄の私、
スギちゃんになるのだ!
スギちゃんになるのだ!
と自分に言い聞かせながら
「おすぎ」の文字を手のひらに書いて飲み込むわたし、
窓口のお姉さんが
「ああ、5年のが降りましたけど(다는 말하지않아도 理由はわかるでしょ?的な表情で)、10年を申請されたので差額分をお返ししますね、ちょっと待ってくださいね」
と親切に対応してくれて旅券も直ぐに貰ったのでそのお姉さんに謝意を述べて速攻領事館をあとにする。
「おすぎ」効果てきめん!
麻布十番駅までの私の早歩き
おそらくそとのきだったらオリンピック競歩で金メダルを取れたに違いない。
そして私は表彰台で「愛国歌」を聴いているに違いない。
あ、でも日本メディアのコリアバッシングでスウェーデンに難民してスウェーデン国歌を聴いてるかも、
10時過ぎに羽田につきストロベリーちゃんに連絡する、
「いま家出たところ」
あと30分で搭乗手続きだよ?!
暇なので空港ロビーの書店に入る
「熱烈来るな‼️」みたいな、
すごいなあ、、、、
次回に続く、