卒業 | ヨンさまブログ

ヨンさまブログ

とある焼肉屋のおやじです。

아름다운 강산에 아침노을 붉은데

      푸른하늘 저높이 나래치는 천리마

(美しい剛山に赤い朝焼け、青い空高く千里馬羽ばたく)

長男の高校生活最後の演目「卒業生の公演」が力強い合唱で幕を開ける



いろんな事が走馬燈のように頭をよぎるよね、

三百円で人生を謳歌できると大見得を切ってゲームセンターに飛び込んだ初級部1年生の夏、

神戸のハンメの家で母親の姉たちに囲まれて

長女
「中にいくら入っているかわからない財布と1000円とどっちがいい?」

次女
「でも社会に出たら安定も大切やで」

三女
「男なら勝負する時は勝負せなあかんで!」

四女 (衣食住を提供してくれる人)
「自分でよく考えてね」

四人の女性から人生を教わったうちの息子、

バスケ部初の公式試合で九州に102ー0で負けた後涙も流さずオンマ達みんなとカラオケで大フィーバーした四年生のヘバラギカップ、

東京の叔母さんが

「はい、お小遣い」というと

オンマと叔母さんの間で始まる

「いいの」
「とっておいて」
「いいの」
「とっておいて」
と始まる儀式、

心から叔母さんに「がんばれ」のエールを送った中1の敬老の日

親子競技の為に絶対痩せる!

と9年前から豪語しながら一向に痩せる気配のない母親を不安の眼差しで見つめた中3の運動会前夜

父親に嘘の参観日を伝えて、まこうとした高1の春、

そんな甘酸っぱい感慨にしたっている私に

「アッパ、アッパ、うちの子おったで!
下から2列目の左から2番目、いや〜ん男前や〜ん!」

はい?!
(相棒の右京さんみたいな感じで)

もうね、全然違いますから‼️

「上から2番目の左から5番目」
と私
「ちゃうわ?!かけようか?」
いつもの根拠の無い自信満々

「いくら?」

「千円‼️」

うしろのオルシンから

「チョヨンイ ハッシダ(静かにしましょうね)」
と注意されてチョー恥ずかしい、

てゆーか普段から
「私のお腹を痛めた息子」と言いながら全然識別出来てねーじゃん?!

もうね、
私の甘い感傷をいつも台無しにするストロベリーちゃん、

もうね、
間違い無くその日の当日しか見ないのに写真撮りまくる!

あんたさあ10日後卒業式の写真見ないでしょ?
てゆーか、来週は娘の卒業式だよ?
もうその時点で先週の卒業式消えてるよね?
いったいなんなの?何かに取り憑かれたように写真とるけど、

ランチの予約時間が過ぎてこっちはハラハラしてるのに、みんなが待ってるのに、まだ朝高の앞마당 体育館前広場でモタモタモタモタ、
「あ〜久しぶり!ペチャクチャペチャクチャ、じゃあまた今度、LINEするから」

2歩歩いて
「あ〜オンニ!おめでとう!ペチャクチャペチャクチャ、いつ休み?LINE教えるわオンニ」

2歩歩いて
「あ〜ソンセンニン、チョンマル スゴハショッスンニダ!ペチャクチャペチャクチャ」

もうね、
10メートル進むのにどんだけ時間かかるねん?!
学校で渡された資料持たされて花持たされて慣れない背広着て革靴履いて、
まるでスキーで降りて来てスキー脱いで銃取り出して的狙ってまたスキー履いて
オリンピックの近代五種のようである。

でもあれだね、
長男の民族学校の全行程が終わったと思うとなんか一抹の寂しさがあるよね、

一方の次男はというと

「おまえ今日だけは誰とでも写真撮れるぞ!誰とツーショットしても今日だけは無礼講だぞ!」
という先輩の言葉を聞いて

「〜ヌナ(姉さん)❤️写真お願いします」
と写真を撮りまくり彼のスマホの中身は現在雑誌「明星」のようになっている、

ま、私なら雑誌「光明星」にしたいところだけどね、、、