昨年暮れから今までただひたすら高度経済成長を夢見ながら経済活動に邁進してきた我が家
東京中の繁盛店に追いつけ追い越せとエコノミックアニマルと化した我が家、
しかしその歪みがついに顕在化したわけなんです
それはいつもと変わらない登校前の朝の出来事
「うわ!死ぬ!マジ死ぬ!アッパの歯ブラシじゃんこれ!もうマジ死ぬ‼️口が腐る‼️マジ無理‼️」
思いがけないわたしに対するヘイトスピーチに目を覚ますわたし、
私も今まで良く息子のと間違えた、
が、ずっとその事実を隠蔽してきた、
他人事ではない、
「オンマ!マジなんでみんな同じ色?
違う色にしてよ!ああ〜マジ死ぬ‼️」
そう経済成長最優先の我が家の政策の暗部を息子の歯ブラシは浮き彫りにさせたのだ、
てゆーか
なんで全員うす緑の歯ブラシ?!
完全に手抜きじゃん‼️
「そんなに文句言うならみんな各自自分らで買わんかい?!ナメとーんか‼️」
この語尾の「とーんか!」
これが神戸弁、大阪弁との決定的な差!
ストロベリーちゃんの口からこれが出るとヤバイ!
我が家の地震警報、もれなく津波警報もやってくる、
家庭内インフラの整備を見直す!
のスローガンのもと、
その日から各自の歯ブラシの色が定められることになった。
我が家ではこれを「カラーレボリューション〜色彩革命」と呼びかけ歯ブラシの色を明確に振り分け家庭内不和の芽を早期に摘み取るという試みに着手したのである。
そして各自の色が発表される
ストロベリーちゃん レッド
娘 ピンク
長男 ブルー
次男 イエロー
わたし 緑
いつの間にか戦隊物のなってる‼️
え?なんでオレ緑?
緑って大体デブで大食らいで空気読めないキャラじゃん!
ハンバーグの脇に置いてあるニンジンみたいなキャラじゃん!
誰も食べねーし!
「うす緑から緑に昇格でええやん?」
え?そういう問題じゃねーし!
てゆーか
なんで全てお上が決めるみたいになってんだ?!
オレに選択の自由はないのか?!
「だってわたし、あなたのカミさんでしょ?店では女将だしオッホッホ!オッホッホ!オッホッホ!」
こんなピンチの時は小林薫にヘン〜シン!
だ、だめだ、夜の8時を過ぎないと変身できない!
小さい頃、今も大して大きくないが、
仮面ライダーのショッカーが「イー!」と叫びながら等身大のヒーローや人間にまで次々に倒される姿を見て、それもほとんどの場合素手で、
ショッカー一人一人にも家族がいるわけで、兄の帰りを待つショッカーの妹や母親とか、ショッカーの恋人とか、
毎週大量に殺戮されたショッカーの遺族の悲しみを合わせるとどれほど大きな悲しみになるのだろうと思うと眠れなくなったあの頃の私はどこに行ってしまったんですかねえ?母さん、
ただ最後にコレだけは言わせて
ケーキ屋さんでモンブランをモランボンと言うのだけはやめて下さい、
時期が時期だけに、