ノーランズの「ダンシング シスター」)
えりです、
4月から6年生になります、
うちの家族はいわゆる「在日」、
だから家族は私を都内の朝鮮学校に通わせてます。
両親は下北沢で焼肉店を営んでます。
この右側がうちの父、
左の人は父の幼なじみの委員長、
いつも委員長から父が怒られてると母から聞いてます、
父親がよその大人の人に怒られるのって小6の娘としては、ちょっと、、、
家ではアッパと呼んでるんだけど
娘の私が言うのもなんだけど、
結構ウザい父親、
いま春休みで
トンム(ともだち)達と遊びに行くたびに、
「えり、どこ行くの?」
「誰と行くの?」
「どこで待ち合わせ?」
「男の子は来ないの?」
と根掘り葉掘り、
いちいち応えるのがかなり面倒くさい、
そして出がけには必ず
「アッパがポッポしてあげる!」
「じゃあハグ!」
えりはもう6年生、
ポッポとかハグとか子供扱いはもうやめて欲しい、
だから、えりもつい言っちゃう、
「キモ!アッパ臭いし、そんな事許すわけないでしよ?!」
その度に母に
「こら、アッパになんてことゆーの!」
と怒られる、
「アッパも、
えりはもう赤ちゃんじゃないんだから、
ベタベタやめ~や、
ほんまにキショイわ、」
オンマも結局はキモいで締めくくります、
それでもアッパは相変わらず気丈で
「それでいいのだ、
生物学的にはそれで正解、
近親者の匂いを嫌悪する事は利にかなっているのだ」
と一人ほくそ笑んでいます、
そんなアッパも最近はヒドく落ち込んでいて溜め息ばかりついています、
原因はチャグンオッパ(小さいお兄ちゃん)がラグビー部を辞めたからです、
「あ~あ、、、」
とか
「ハ~、、、」
とか
さすがに見ていて気の毒なほどです、
スマホを見ながら
「うむ、順当に行けば準決勝で目黒とだな、あとは東京と久我山と、
あ、もう関係なかったし、ハ~、、」
メンタル弱わ‼️
父の意外な一面を知った6年生の春です、
一方のチャグンオッパは
(左がチャグンオッパ、
真ん中は幼なじみで親友でサッカー部のアスンオッパ、部活の悩みをよく打ち明けていたんだって)
そんな事とはつゆ知らず、
羽が生えたように伸び伸びとするようになり、
今朝からバレーボール部の練習に行きました、
「あれ?ヒジュニは?」
「バレーボールの練習に行ったで」
「バレーボール、かあ、、、
ハ~、、、」
入学する前から父はチャグンオッパに
バレーボール部だけは絶対やめてくれといってた
そのバレーボール部に入部したチャグンオッパ、
アッパの「溜め息」はしばらく続きそうです。
(BGMボニーM「バビロンの河」
歌詞が今の父の心情にぴったりの結構な悲しくて辛い内容)
次週予告
「え?!男子バレー部全員で5人しかいねーの?!」
「試合出来ないじゃん?!」
「え?!同級生2人だけ?!」
「え?!神戸遠征?!人数いないのに?!」
「ああ~ラクビーの神様!
今からでも次男に舞い降りてきてください!」
ストロベリーでごさいまあす、
次週「行け!朝高バレー部」の一本です、
あ~あん、
んぐっんぐっ、、、