寒い、身も心も財布の中身も!
みなさんはいかがおすごしでしょうか?
焼肉ぱんがスカイツリー店のヨン様です、
あれは一年ほど前の出来事、
熟成肉を調べようと、
アイパッドで熟を検索、
すると画面左上に
「マドンナ熟」「ルビー熟」とあるではないか、
いったいなんだ?と、開いてみると、
そ、そこには私が今まで知らなかった世界が広がっているではないか、、、
、、、、、、
私の一日は毎朝、北朝鮮、労働新聞の記事の閲覧からはじまる、
北朝鮮NOWを知りたいのだ、
靖国参拝や秘密保護法安に対する見解や
猪木議員の訪朝、
最近のスポーツ事情や流行語、
南北の語彙の違い等を知りたいのだ、
が、新聞自体が朝鮮革命を牽引するという使命があるため
文章がかなり硬いのである、
読むと疲れるのである、
そこで、読み終わった後、
最近は、ほんのたまに、、、たまに、、、ちょいちょい、、、
「熟」の文字を押す時があったのだ、
後ろめたい気持ちが無い訳ではない、
が、しかし、これは私にとって、
仕事前のメンタル柔軟体操なのである、
そんなある日、
ストロベリーちゃんが言うではないか、
「アッパ、もう、中学生の息子たちもおるんやから、
そんなの観んといて!
わたし、知ってんねんで!」
心の臓をわしづかみされような気持ち、
というのはまさにこの事であろう、
誰も知らない自分だけの秘め事、
誰も知らないはずの秘密が実は知られていたと
わかった時の衝撃、
激しい焦燥感と羞恥の至り、
私の額に汗がにじむ、
のどはカラカラである、
「今までは、100歩譲って、見てみぬ振りをしてきた、
でも、アッパの履歴、バレバレやん!
中学生の息子たちが検索したらどないすんねん!?
アッパ!?聞いてんの!?」
と、ストロベリー検察官が問い詰める、
蚊の鳴くような声で、ノミより小さくなりながら、
声をふりしぼるようにして弁明する被告人、
「い、生きている、あ、証かと、、、
き、今日も、け、健康ありがとう、神様、みたいな、、、」
「何わけのわからん事ゆうてんの!?
あ~なさけないなあ、、、」
出来る事ななら、
私は貝になりたい、
貝になって、隅田川の川底深く深くもぐってしまいたい、いつまでも、、、
と、思ったものである、
が、私はいいたい!
ストロベリー検察官殿!
そこは、やはり、スルーでしょ!?
男は誰でも絶対!絶対!そういうとこあるでしょ!
シーザーだって、ナポレオンだって、スターリンだって、
将軍様だって、あ、徳川の将軍様ね、
そうでしょ!?男性諸君!?
もちろん判決は「有罪」
執行猶予無し、アイパッド没収、家族の為に無期懲役、
私は上訴を断念、刑が確定する、
今後、模範囚でいれば、アイパッド返還の可能性もありうると、
全国の有罪男子の皆さん、
嫁から厳しい追及を受けた後は
ぱんがでやきにく!
家族みんなで焼肉囲めば、
冷たい夫婦仲も雪解け、
春は近い!
ね、嫌な事わすれちゃうでしょ!
先日、
長男が熱中しているバスケ部が決勝戦に勝ち残った、
決戦の朝、私は言う、
「決勝まで進んだだけでもラッキー、
でも相手が強いから今日は流石に勝てないだろ、
だから、優秀選手狙いでいけ、
準優勝だったら二人選ばれるんだよな、」
「おれ、個人の表彰なんて欲しくない、
おれ、優勝がしたいんだ」
その言葉を聞いて、
おれって、なんと、器の小さな男なのだろうか、
父親として最低なアドバイスをしてしまった私、
ふと、見上げると、
ストロベリーちゃんが、
汚物を見るような視線を私に送っている、
東京湾の海底奥深く潜ってしまいたい、
と思ったのは言うまでもない、、、