ロシア系済州人 | ヨンさまブログ

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とある焼肉屋のおやじです。

 夫人が亡くなった、

常連のOさんが沈痛な面持ちでつぶやいた、

え!ついこのあいだまで元気だったのに?

「エマニュエル、ファンだったのに残念、、、」

え、そっち?言い方逆でしょ


そういえば、

家内の姉弟、6人姉弟、皆、色白で天然パーマ、彫りの深い顔立ちに二重まぶた、

あ、整形じゃなくて、ナチュラル二重、

ロシア人顔なんです、

本籍済州島にもかかわらず、

特に一番上の義姉さんはシルビア・クリステルに似て

学生時代についたあだなが「エマニュエル」、男子学生にモテモテ、

有名だった姉さんの弟の宿命か、

彼のあだなも「エマニュエル」、

その後、その顔立ちから「ロシア人」に、


そして、僕はおもうのである、

済州島、その昔、耽羅(たんら)と呼ばれ1105年に高麗の直轄領となり、

元に抵抗した三別抄の残党が最後の拠点としたため鎮圧後、

元の直轄領に、

虎などの肉食獣がいないこと、気候がモンゴル高原に似ていることから、

牧場を設け、以来馬産地となる、

元々、朝鮮半島とは全く異なる言語系統といわれ、

さらに元の直轄地であったという経緯から、

現在でも朝鮮半島では特異な文化を維持している、


そしてまさにその時、

モンゴルに制服されたロシア系の人々が済州島にわたり、

現地人と交わり、ロシア系済州人を形成、

その末裔が家内の家系、「姜(カン)」家ではないか?と、

多分、もともとは「カンデインスキー」という姓だったんじゃないかなあ?

ユーラシア大陸をまたぐ雄大な歴史ロマン!


あれ、

チャンイン(嫁の父、故人)の写真、坂東英二にちょっと似てる、、、

僕の仮説が音をたてて崩れ、妄想に変わった瞬間、


元に征服されるまで敬虔な仏教国の高麗では肉食厳禁、

殺生禁止の為、動物性淡白質が取れない、

そこで登場したのがごま油、これでたんぱく質を補ってたんですねえ、

そんな歴史に思いを馳せながらおもいっきり焼肉たべてください!

忘年会、新年会は焼肉ぱんがでね!




規律の厳しい寄宿舎生活だった学生時代、もちろんテレビなどみれない、

だけどある日、誰かが小さいテレビをどこからか持ってきて、

「今日の水曜ロードショー、エマニュエル夫人だからみようぜ!」と、

5,6人でこっそりみていたら、見回りの当直の先生にみつかり、

こっぴどく怒られる、

そして反省文を書かされ、(民族学校なので当然ハングル)

「おい、エマニュエル夫人て朝鮮語でなんて書くんだ?」

「う~ん、エマニュエル プイン(夫人の意)?」

「それじゃ、まずいだろ?エマニュエル女史のほうが印象よくね?」

「え、でも革命家じゃないし」

「でも、ある意味革命だろ、映画的には」

男子はいつの世もバカである。