【38】これからの経営者へ 斎藤一人・てっとり早く成功するコツ
あなたが仕事で、てっとり早く成功するコツを教えます。
それは、あなたの仕事の中で、「なぜか、これをすると多くの人に喜ばれる!」というものを、ひとつだけ見つけてください。
そして、それを徹底的にやりましょう。
何度もやっていくうちに、それをパターン化していくことです。
それは、あなたの仕事の中で、「なぜか、これをすると多くの人に喜ばれる!」というものを、ひとつだけ見つけてください。
そして、それを徹底的にやりましょう。
何度もやっていくうちに、それをパターン化していくことです。
成功する仕事には、「黄金のワンパターン」というものがあります。
その「黄金のワンパターン」を見つけることが、一番てっとり早く成功する秘訣なのです。
例えば、「水戸黄門」というテレビドラマがありましたよね。
あれって、毎回、同じパターンです。
身分を隠している、水戸の光圀公が、物語の終盤で「印籠」を見せる。
すると、いままでえばっていた悪人たちがいっせいに「ハハ~ッ」とひれふします。
この瞬間、ドラマを見ている人たちは、胸がスッキリします。
このシーンを見たくて、ついつい最後まで、見てしまうのです。
これが、「黄金のワンパターン」なのです。
「水戸黄門」と同じように、まず一回仕事が当たったら、そのやり方を五~六年は変えてはいけません。
仕事が当たった……ということは、その仕事の中に、 「成功する要素」がつまっているということです。
みんなが求める 「黄金のワンパターン」をつかんだ……ということなのです。
だから、同じパターンで、毎回、ちょっとだけ設定を変えるのです。
「水戸黄門」の場合は、実にうまいことに、全国各地を旅してまわるので、その土地にちなんだ設定に変えることができます。
土地の風習や名物を紹介しながら、その土地で出逢った、さまざまな人を助けていく。
でも、助さん、格さんが、最後に印籠を見せて、悪人どもが「ハハーッ」とひれふすところは毎回同じです。
これが 「黄金のワンパターン」なのです。
あなたも仕事の「黄金のワンパターン」をつかみましょう。
そして、当たっているうちは変えずにしばらく続けましょう。
当たらなくなったら、また別の方法を考える。
これが一番早く、仕事を成功させるコツなのです。
ところがみんな、このルールに気づきません。
一回仕事が当たると、次は、ぜんぜん違うことをやろうとします。
「もっと他のことも試してみたい」という気持ちもありますが、「自分はもっと別のこともできるということを、 世間にわかってほしい」という気持ちもあって、違うことをやってしまうのです。
でも、これが「まちがい」なのです。
だから一発屋で、いなくなってしまうのです。
作家でも、映画監督でも、商人でも、いちど当たったことは、「黄金のワンパターン」にして、やり続けることが大切です。
それが、あなたを最短距離で成功者にするのです。