思想の多様性 | 元jw3世の部屋

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jw3世が「世」に出て考えるいろいろなこと。

受験前だけどどうしても感想を書きたい記事を見つけたので、ちょっとだけ。



学校ではなぜ「不合理」がまかり通るのか

憲法学者と大学教授の対談形式で書かれている記事です。
憲法学者の方が、学校の教育が必ずしも「合理的」なものではないことの実例として神戸高専剣道実技拒否事件のことを取り上げています。


20年ほど前、高等専門学校に通うエホバの証人の学生が剣道の授業を拒否して体育の単位が取れず、退学させられたという事件(剣道実技拒否事件)があったんです。

学生の側が退学処分の取り消しを求めて訴えた裁判では、エホバの証人の生徒を公立の学校から排除するためにわざわざ剣道を必修化した可能性も否定できないと指摘されています。エホバの証人って「武器をもってはいけない」という決まりがあるので、特に剣道はダメなんですよね。
(引用ここまで)


 これを語っている憲法学者の方は、当然エホバの証人の教義に矛盾があることを十分知っておられるはずなんです。それでも、「不合理」の一例としてエホバの証人の生徒が武道の必修化によって不利益を被ったことを取り上げているんですよね。

 ヴォルテールが語ったとされる
「私はあなたの意見には反対だ。だが、あなたがそれを主張する権利は命をかけて守る」との言葉を思い出しました。

 僕はこの組織を恨んでいるし、クソ組織に首ったけになっている家族もある程度恨んでいる。だから僕はいつか必ずこの組織の外で「幸せ」を見つけて、彼らの間違いを証明しなければならないと思っている。いわば僕には「幸せになる義務」がある。
 だけどこの気持ちを10年とか20年後まで持ち続けるのってすっごい疲れると思うんですよね。だからできるだけ速く自分の中にある負の感情を無くしていった方がよくて、それは自分の生い立ちについて納得するということであるし、組織の奴隷となって僕の将来を邪魔する家族(特に父親)を許すということだと思うんです。

 もちろんこの学者の方はJWから直接被害を受けたことがないでしょうし職務柄フラットな見方ができるのでしょう。でも僕ももう少し大人になって、もう少し高い所から「自由」とか「宗教」とかいう難しい事を考えられるようになりたいなあ・・・。

 単に組織を離れただけではJWから自由になったとは言えないわけで。完全に忘れることはできなくても、普段の生活で自分が元JWであることを意識しないレベルになれれば最高だと思います。



 まずは目の前のことを全力で。
 ようやく生物に手を付け始めました(汗)
 遺伝の仕組みとか、けっこうおもしろい。